乃木坂46の白石麻衣、欅坂46の平手友梨奈、AKB48の峯岸みなみに続き、SKE48の松井珠理奈も卒業（平手は脱退ですが）を発表しました。各グループの1期生ばかり。峯岸と珠理奈は「最後の1期生」です。珠理奈は先日発表されたSKE48のシングルの選抜メンバーに入っていなかったので卒業するんだろうと思っていましたから意外さはありませんが、長い間よく頑張ったなと思います。

　珠理奈は2008年にSKE48の1期生に小学校6年生で選ばれて、その３か月後にAKB48のシングル『大声ダイヤモンド』のセンターに抜擢されました。秋元康の「いきなりセンター」癖はこの珠理奈のセンター抜擢に味をしめたもので、その後ずっと様々なグループで伝統芸となっています。

　この『大声ダイヤモンド』からAKB48の大躍進は始まったわけですから、珠理奈は今に続く48＆46グループ隆盛の基礎を作った大功労者です。それだけ彼女は期待もされてきたし、チャンスも与えられてきましたが、反面人並外れた期待と厳しさ辛さも味わったわけで、自らのストイックさもあいまって何度も体調を崩して休養もしました。

　またAKBグループ独特の「アンチ」にも珠理奈は悩まされました。彼女だけではなく前田敦子にも指原莉乃にも島崎遥香にもアンチは多くいましたが、珠理奈の場合は年齢が年齢だっただけにさぞかし苦しんだだろうと思います。よくぞあの状況下で11年以上も活動を続けてこられたものです。

　秋の卒業コンサートはSKE48の１期生が集まる同窓会公演になりそうだということで、古いファンが色めいているようです。ほとんどが暇なメンバーばかりですから集まるのは簡単でしょうが、「JR」と称された松井玲奈が参加するかどうかは微妙なところです。玲奈が登場してＷ松井が揃ったら大盛り上がりでしょうが、果たして実現するかどうか。