幹事クリタのコーカイ日誌2020

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1月27日 ● 不倫ネタはお腹いっぱい。

 芸能マスコミは東出昌大と唐田えりかの不倫騒動に大騒ぎしています。旬な俳優ということもありますが、東出の妻が杏であり、その父が渡辺謙であるという有名な家族がいることがさらに格好のネタとなっているところがあります。面白おかしく騒いでいるワイドショーや週刊誌、ネットニュースを見るにつけ「もういいよ」と思ってしまいます。いくらなんでもバカ騒ぎしすぎでしょう。

 いま国会が開会中で、逃げ回っていた安倍総理がようやく「桜」「IR」「河井」などの疑惑について答弁をしています(例によってまともに受け答えはしていないですが)。芸能人の不倫よりもこちらをしっかり時間を割いて報道する責務がマスコミにはあるでしょう。桜疑惑は安倍総理の様々な闇が典型的に詰め込まれた案件ですし、IRも日本の富が外国資本に食い荒らされるかどうかの瀬戸際なのですから。

 政治だけではありません。中国発の新型肺炎はかなりの勢いで感染拡大しています。中国人の海外団体旅行は禁止されたとは言え、個人旅行客だってかなりの人数です。春節に日本を訪れる中国人によるパンデミックのリスクは高いでしょう。この問題も不倫よりもはるかに重要なニュースですし、毎日感染者が広がっているのですから、しっかりと逐一状況を報道してもらいたいところです。

 スポーツだって、コービー・ブライアントの衝撃的な事故死や、豪栄道の引退といったニュースがあります。何より不倫報道は野次馬の興味を掻き立てこそすれ、報道されている当人たちにとって良いことは何もなく不利益ばかりを被ります。特に杏とその子どもたちにとっては人権侵害レベルの過剰報道でしょう。せめてワンオペ育児や仕事との両立といった現代社会の問題として取り上げるような報道人としての「矜持」はないのでしょうか?

 下品で卑俗であることが全てダメだと否定するつもりは毛頭ありません。僕も聖人君子ではないですし、そういう一面も人間の真実であることは確かです。そんな綺麗事では数字が取れないんだよ、ということなんだろうとも思います。それでも、ものには程度ってもんがあります。不倫ネタはお腹いっぱいです。


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