幹事クリタのコーカイ日誌2020

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1月8日 ● 2022年大河は三谷幸喜。

 まだ今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の放送も始まっていないというのに、再来年2022年の大河ドラマが発表されました。脚本は三谷幸喜、主演は小栗旬、タイトルは「鎌倉殿の13人」。ちなみにほとんど話題になっていない来年の大河ドラマは大森美香脚本、吉沢亮主演の「青天を衝け」です。渋沢栄一のドラマですから、脚本、主演、テーマ全てが地味で話題にならないのも無理からぬ話です。

 さて「鎌倉殿の13人」ですが、三谷幸喜の3回目の大河ドラマということで、本人も集大成と意気込んでいるようです。過去の「新選組!」「真田丸」ともに面白かったので、当然「鎌倉殿の13人」にも期待はしています。幕末、戦国ときて今度は源平です。2012年「平清盛」以来の源平ですが、主役が北条義時だということですから、清盛から比べると時代が少し下ることになるでしょう。

 源平合戦を描くとなれば最大のヒーローは当然源義経ですが、北条義時が主人公となると、義経は前半で死んでしまうことになります。そして兄の頼朝も死んだ後からが義時がもっとも活躍するわけですが、活躍というよりも暗躍ですし、果たしてそんなダークヒーローに感情移入できるようなドラマになることやら。そのあたりが三谷幸喜の腕の見せ所ということでしょう。

 今年の明智光秀もそうですが、大河ドラマもこれまでの英雄の物語はやり尽くしたということで、敵役を主人公にするような時代に入ったのでしょう。新しい解釈で歴史上の人物を見直す試みは楽しみです。


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