幹事クリタのコーカイ日誌2019

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11月20日 ● またサービスを掴んだ気がする。

 テニスにおけるサービスというのは唯一自分だけで完結する技術、いわゆる「クローズドスキル」です。サービス以外のストロークもボレーもリターンもスマッシュも全て相手のボールにこちらが対応する「オープンスキル」ですが、サービスだけは自分から始まって自分で終わります。誰にも邪魔されません。それだけにサービスと言うのは練習し甲斐があるし、練習をすればしただけ上達する、はずなのですが、どうもそうはいかないのが難しいところ。

 誰にも邪魔されていないのに、なぜか好不調があって自分勝手に迷ったり困ったり。とにかくいつまでも悩みが深いのがサービスです。40年間テニスをしてきましたし、その間にどれほどの本数のサービスを打ったかも数え切れませんが、未だにサービスはなかなか理想に近づけません。山本麻友美プロに一番教わっているのもサービスなのに、です。

 40年間テニスを続けてきて、これまで何回も「サービスを掴んだ!」と思ったことがありました。これでもうサービスで悩むことはない、サービスを武器にしたぞと。ところが、それが維持できた試しがありません。次にテニスをした時には「あれ?」となり、その次には「あれあれ?」となって、また深い森に入っていってしまいます。

 実は今日何度目かの「サービスを掴んだ」手応えがありました。しっかりラケットを振り切って深くペースのあるサービスを打つことができました。ファーストサービスの確率も高かったし、セカンドサービスでも常にしっかり振って回転をかけたセカンドを打つことができました。まさにこの2年間くらい目標としていたサービスをついに手に入れたのです。もちろんまだ完璧ではないのですが、進むべき道が明らかに見えた気がします。

 さて、問題はこれからです。過去にも似たような経験は何回もしていますが、その都度、進むべき道に霧がかかり道が見えなくなって森の中で迷ってきました。今回こそワンランク上のサービスが打てるようになったと信じたいのですが、そう結論づけるには1回や2回調子が良いだけでは早く、なにより自分自身が信じられません。これから少なくとも数回テニスをして、1か月先の時点でも大丈夫だと自分で思えたら、ようやく仮免許くらいかなと思います。


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