幹事クリタのコーカイ日誌2019

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10月23日 ● 日本シリーズ改革の必要性。

 日本シリーズはあっさりとソフトバンクが優勝を決めました。第4戦は点差こそ4-3と僅差でしたが、内容はやはりソフトバンクの盤石の勝利という印象で、正直ここまで両チームに戦力差があるようでは面白くありません。これでパ・リーグが7年連続で日本一になりました。もはや実質的に日本一のチームを決めるのはパ・リーグのCSセカンドステージと言っても良いでしょう。

 似たようなことがラグビーであったのを思い出しました。かつてラグビーの日本一を決める日本選手権は社会人代表チームと学生代表チームが戦っていました。昭和40年代頃まではどちらが勝つか、実力拮抗していて面白かったのですが、新日鉄釜石と神戸製鋼の7連覇があってからは一気に社会人チームの実力が勝るようになってしまい、社会人と学生の上位チームのトーナメント戦に変わり、遂に今や学生チームの日本選手権への参加は閉ざされてしまいました。

 さすがにまだセとパでラグビーの社会人と学生ほどの実力差はないと思いますが、パの7連覇というのは神戸製鋼の7連覇を思い出させる数字だけに、何らかの改革が必要なのではないかと感じさせます。例えばセとパのCSと一体化させて、セ2位とパ3位、セ3位とパ2位が対戦して勝ち上がった方がセパの1位とそれぞれ対戦、そこで勝った方が最終的な決勝戦を行うとか。これだけセ・リーグが弱いとベスト4はパの1位から3位とセの1位で争うことも十分あり得ます。

 W杯ラグビーのあれだけ熱気のある面白いゲームを見た後に、野球の何ともつまらない日本一決定戦を見せられると、「野球つまんね」と感じられてしまっても仕方ありません。W杯ラグビーはいよいよこれから準決勝。日本が負けても強豪同士の本気の面白いラグビーがまだまだ見られます。こんなことで日本の野球は大丈夫でしょうか。


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