幹事クリタのコーカイ日誌2019

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9月29日 ● ファッション離れ。

 若者がファッションにお金をかけなくなったという話は随分前からありますが、これは「ファッション離れ」というよりは、単に若者が貧乏になってしまって、昔のようにファッションにお金をかけられなくなったというだけだと思っていました。しかし、よく考えればファッションにお金をかけなければ当然ファッションへの興味も薄れていきますから、結局のところファッション離れということになってしまいます。ファッション業界にとってはかなり由々しき問題でしょう。

 と、なぜそんな考察をしているかと言えば、僕自身も若者でもないのに「ファッション離れ」をしているからです。アラフォーの頃は経済的に余裕があったことと、会社にもカジュアルなファッションで出勤していたので、いろいろなブランドの服を購入していました。デパートで服を買っていましたし、アウトレットモールにも頻繁に出かけていました。当時のお気に入りのブランドはコム・デ・ギャルソンでした。

 しかし、50代になってからは収入も減ったし、平日はスーツ、休日はテニスウエアという二極化してしまったので、急速にファッションから遠ざかってしまいました。メンズファッション誌は全然読まなくなりましたし、デパートの服飾売り場を歩くこともありません。アウトレットに行くのも年に1、2回です。パルコに行っても楽器店と書店だけ立ち寄って帰ってきてしまいます。

 お陰で最近はたまにある休日のお出かけファッションに本当に困ります。新しい服を買っていないので、急遽ユニクロで適当に見繕ってくるか、古いギャルソンを箪笥から引っ張り出してくるかの二択です。そもそも日頃から服を見慣れていないと、どういう服を買ったら良いかの勘がどんどん鈍ってきてしまうので、気に入った服というものが何なのかもわからなくなってきています。ファッション離れはファッション音痴を生むようです。


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