幹事クリタのコーカイ日誌2019

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9月14日 ● 大荒れの秋場所。

 大相撲秋場所が大荒れです。昔から荒れるのは春場所と相場が決まっているものですが、今場所はいったいどうなっているのかというくらいに上位が崩れています。7日目を終わった時点で、東横綱鶴竜がすでに3敗、西横綱白鵬は休場、東大関高安休場、西大関豪栄道2敗、張出大関栃ノ心5敗となっています。横綱大関5人中2人休場で、残る3人が合わせて11勝10敗です。これは悲惨です。

 当然ですが関脇小結陣の星が良く、関脇の御嶽海1敗、同じく貴景勝が2敗、小結阿炎と遠藤もともに2敗。4人で21勝7敗と横綱大関よりはるかに勝率が高くなっています。優勝争いもこの辺の次期大関候補の実力者たちが主役となってくることでしょうが、今後横綱大関陣と星の潰しあいとなった場合は、下位力士にもチャンスが回ってきそうです。

 現在前頭8枚目隠岐の海が7戦全勝で単独トップ。10枚目の明生と15枚目の石浦が1敗です。このあたりだと簡単には上位と当たりませんから、終盤まで勝星を伸ばせるかで、優勝も見えてきます。特に15枚目の石浦は滅多なことでは上位と対戦することはないでしょうからチャンスです。

 もうひとりチャンス十分なのが2枚目の朝乃山。先々場所に優勝したばかりの朝乃山ですが、今場所はすでに阿炎以外の三役陣とは対戦を終えて5勝2敗と好成績を残しています。今後は下位力士との対戦が続きますから、優勝の目も十分にあります。三役経験のない力士が2度優勝したら恐らく史上初ではないかと思います。今場所の取り口を見ていると大器がいよいよ実力を発揮し始めたという印象です。優勝候補筆頭だと予想しておきます。


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