幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

9月7日 ● まだ世界には遠い日本バスケ。

 バスケットボール男子W杯で日本代表は4連敗。まったく良いところなく敗れ続けています。しかも期待の八村塁は膝の疲労で離脱してしまいました。戦前の盛り上がりぶりは何だったのかというくらいの落差です。

 バスケットが1人ではできないことなど、誰でも知っています。野球のようにスーパーエースがいて、完封してホームランが打てれば勝てますが、八村が将来性がある素晴らしい選手だとしても、まだNBAのルーキーに過ぎません。周りとどれだけ連携が取れるか、そもそもどれほどのレベルにあるのかが問題でした。

 もちろん、NBAで試合に出た渡辺雄太もいるし、元NBAのファジーカスもいるから何とかなるだろうと思われたのですが、実際には八村を抑え込まれてしまったら何ともなりませんでした。八村自身のコンディションが良くなかったことも影響しているとは思いますが、やはり周りのレベルがまだ世界のレベルには程遠かったということでした。

 アジアレベルなら戦えるけれども、欧米のレベルと比べたら雲泥の差があったという今回の結果。なんだか20年以上前の日本サッカーを彷彿とさせます。Jリーグ開幕前の日本サッカーはアジアでもトップとは言えず、ましてヨーロッパや南米と比べたら子どもの遊びのようなものでした。それが少しずつ努力してステップアップして、ようやくW杯で16強入りも果たせるくらいのところまできました。

 八村や渡辺が三浦や中田のようにトップレベルに挑戦し、それに続く次世代が増えることで選手層が厚くなってようやく欧米の強豪国ともまともに戦えるようになるのでしょう。そのためにはサッカーのようにバスケットが子どもの人気スポーツになって才能のある子どもたちが集まってこなくてはなりません。少子化とスポーツの多様化が進む中で、競技間で才能ある子どもの取り合いが激化しそうです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」