幹事クリタのコーカイ日誌2019

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7月17日 ● れいわ新選組を取り上げないマスコミ。

 いよいよ参院選の投票日が近づいてきています。今回の選挙は安倍政権への通知表を渡す選挙です。これまで安倍政権が進めてきたアベノミクスや外交政策、そして消費増税や年金問題、改憲、さらにモリカケ不正や数々の公文書の隠蔽捏造、不正統計、数多くの失言閣僚などをどう評価するかの選挙です。その結果次第で安倍政権がさらに加速するのか、もしくはブレーキがかかるのかの分かれ道になります。

 野党は多くの1人区で統一候補を何とか立てることができました。まずはここでの勝敗が選挙の行方を決める鍵を握ります。そして選挙戦を大きく動かすキーマンが、いまブームを巻き起こしている山本太郎です。比例区で山本太郎が当選するためには彼が率いる「れいわ新選組」が300万票を取る必要があると言われています。特別枠で2人立てて山本が3番目だからです。当初の予想ではせいぜい100万票程度だから1議席がやっとで、とても3議席は無理だろうと専門家は予想していましたが、ネットから伝わる「れいわ新選組」への熱気が全国に伝われば、300万票だって全く夢ではないだろうと思います。

 ところがテレビも新聞も「れいわ新選組」をあくまでも泡沫扱いにして取り上げません。信じられないことですが、マスコミは安倍政権に忖度しているとネットでは噂されています。まあ「安倍応援団」と化しているNHKや読売グループ、フジサンケイグループならそれもあるかもと思いますが、朝日系列、毎日系列がそこまで安倍に忖度することはないだろうと信じたいところです。とは言え、テレビでは自民党のCMがガンガン流れていますから、大口スポンサーにテレビ局が気を遣っている可能性は排除できません。

 ただ裏返しに考えれば、それだけ安倍政権が泡沫であるはずの「れいわ新選組」を恐れているということでもあります。なにせ彼らの主張は恐ろしく単純でわかりやすいからです。「税金は富裕層や大企業など持っているところから取れ、貧乏人から取るな」という主張です。消費税が増税した分だけ法人税や富裕者への所得税が減税されているという単純な事実を、消費税を廃止して元に戻せと言っているのです。わかりやすい主張です。

 残す数日の選挙期間中、このままテレビ局がれいわ新選組を泡沫扱いし続けるのかどうか、またマスコミが無視すればするほどネットでは逆にブームが盛り上がるだろうと思いますから、この波がどこまで大きくなるのか、日曜日まで注視したいと思います。


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