幹事クリタのコーカイ日誌2019

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6月20日 ● 10年先から戻ってきた自分。

 何かで読んだのですが、いまの自分を10年先の未来から過去をやり直すために戻ってきた自分である、と考えて、いろいろ行動してみよう、という話がありました。そう思えば、ダラダラと今を無為に過ごしたりするのではなく、もっと前向きに生きられるのではないかということです。

 わからないではありません。人生の後悔のほとんどは「頭ではわかっていたのにやらなかった後悔」でできています。もっとちゃんと勉強しておけば良かった、真面目に部活をやっておけば良かった、英語の勉強を続けておけば良かった、酒ばかり飲まずにスポーツジムに通っておけば良かった、きちんと家に帰って子どもと遊んでおけば良かった、などなど、いくらでも思いつきます。

 もっとも、じゃあ今からその頃にタイムスリップして、当時の自分にそう説教したとしても、当時の自分が素直に言うことを聞くかと言えば、これはかなり微妙です。勉強しろとか体を鍛えろとか家族サービスをしろとか、頭ではわかってはいてもできなかったのですから、未来の自分に説教されたってきっとやらないんじゃないかなと思われます。辛かったり大変だったり我慢したりすることが必要だから、ちょっとやそっとではやりません。よほど悲惨な未来でも待っていれば別ですけど。

 むしろそういう説教はいいから、「当たる馬券」や「儲かる株」を教えろと未来の自分に向かって迫ることでしょう。人間なんてそんなもので、コツコツと努力できる人間は、誰かに言われなくてもちゃんとやりますし、できない人間はやっぱりやりません。本当は株に投資するよりも自分に投資した方が確実に「上がる」んですけど、それができたら苦労はしないのです。

 と言うことで、僕は10年先の自分に説教されないようにとは思いつつも、できたら努力や苦労は最低限で済ませたいと日頃から考えています。最小の努力で最大の効果は得られなくても、中くらいの効果が得られれば御の字という考え方です。10代20代ならともかく、還暦近い年齢になったら無理は禁物、という言い訳が最近は得意技です。


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