久しぶりにテニスの試合、それも男子ダブルスに出ました。うちのサークルナンバー１で全日本ベテランに出ているＴ浦くんとのペアです。とは言え、２人合わせて108歳。煩悩の数を背負ってどこまでやれるかというところでしたが、見事にジュニアに叩きのめされてしまいました。５試合中３試合がジュニアとの対戦。もちろんＴ浦くんは頑張ってくれたのですが、孫が生まれたジイジに中高生男子相手はきついです。

　日頃山本麻友美プロ相手にテニスをしているので、ある程度のスピードボールにはついていけるかと思っていましたが、ジュニアの打つボールはそれ以上のスピードでした。しかも彼らは遠慮なくジイジにアタックをかけてきます。チャンスボールをネット際に立っているジイジ目がけてどれだけ打ち込まれたことか。クリーンに返せたボールはほとんどなく、ボレーが決まったのも大半がガシャりのドロップでした。まあぶつけられて怪我しなかっただけ良かったです。

　改良したサービスもリターンで叩かれまくりです。僕が良い感じで打ったサービスは彼らには打ち頃。むしろ敢えてスピードを落として回転を多めにかけたサービスの方が有効でした。またジュニアは小柄なのでロブは有効ですし、ドロップショットもあまり打たれることがないのか、反応が遅れがちなので、結局スライスや小技を織り交ぜた大人のテニスをしてポイントを取りにいきます。

　この作戦でシーソーゲームにはなったのですが、残念ながら結局最後はどの試合も競り負けてしまいました。ただ負けはしましたが、いつもとは違うスピードの中でテニスをするのは楽しかったです。途中で１試合だけアラフォーのおじさんペアと対戦がありましたが、ジュニアの後にやるとめちゃくちゃ打ちやすく感じました。技術的にはかなり上級者だったと思いますが、この試合だけ6-0で楽勝できたのは、ジュニアとのハードなテニスのお陰です。

　ナイトマッチで夕方５時に始まって終わったのが８時過ぎ。３時間余りで５試合トータル48ゲーム。ほぼ休憩なしで、ジュニア相手にぶっ通しでこれだけのゲーム数をこなせたのですから、ジイジもまだまだ若いです。負けたのにちょっと自信がついた大会でした。