幹事クリタのコーカイ日誌2019

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2月10日 ● 運動神経悪い芸人。

 「アメトーク」恒例の人気企画に「運動神経悪い芸人」というものがあります。芸人の中でとにかく運動が下手な人たちを集めてスポーツをやらせて笑いものにするという、笑われたい芸人でなければかなりいじめに近い企画です。

 常連はザブングル松尾、東京03豊本、フットボールアワー後藤、麒麟川島、フルーツポンチ村上、ナイツ塙、笑い飯西田、サバンナ高橋、ゴールデンボンバー歌広場といったところ。テニス、水泳、バスケ、サッカー、野球などをやるのですが、あまりの珍プレーだらけに呆れてしまいます。見ていて子どもの頃に彼らは体育の時間をどう過ごしていたのか心配になるほどです。

 もちろん芸人ですから、どこまで真面目にやっていて、どこからやらせなのかという疑惑はあります。まあそこはテレビバラエティなのですからあまり目くじらを立てるのもという気はしますが、大げさにやっている部分はあるでしょう。ただやらせではないにしても、本当に運動神経が悪いのか、もしくは単に経験不足なのか、という疑問もいつも思います。

 水泳が良い例ですが、泳げない人を泳がせればそりゃ不器用に決まっています。東京03の豊本は「ガチ中のガチ」と呼ばれていますが、水泳は習っていたということで普通に泳げます。習えばできるなら本当は運動神経が悪いわけではなく、単なる経験不足です。

 同様に麒麟の川島もサッカーは経験があるということで普通にできていましたし、歌広場の足の速さは運動神経が悪いとは思えません。単に球技経験が少なくて苦手なだけではないかと思います。フルポン村上やナイツ塙は「受け狙い」感が強いです。村上は「ひざ神」と呼ばれて受けてしまったから今さら膝を曲げられないというだけでしょう。

 僕のテニス仲間を見回しても運動神経が悪い人もいますが、ずっとテニスをやっていればそれなりに上達します。もちろん素質がある人はちょっと練習するだけでめきめきと成長しますが、それにしたってある程度の時間はどうしてもかかります。経験は素質を凌駕するのです。うさぎと亀の話と同じです。

 ちなみに運動神経の良い人と反射神経の良い人は別物です。運動神経の良い人は真似をするのが上手な人です。見ただけですぐに同じようにできることを運動神経が良いと言うのであって、単に反応速度が速い人とは区別しなければなりません。


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