今日は妙に暖かい日でした。全国的に３月中〜下旬なみということで、外を歩いていても風がなければ本当に気持ちの良い陽気。いよいよ春かと思いきや、強力な寒気団が既に南下してきているということで、明日からまた極寒になるそうです。北海道ではマイナス30℃とかの予報もあるようです。

　こういうのを「三寒四温」と呼ぶのか、というのは実は間違いで、日本では三寒四温とは春先の変わりやすい天気を呼ぶことが多いですが、そもそもは中国や朝鮮半島で冬の間に３日寒くて４日暖かいという７日間周期で気候が変わることが語源。「三寒四温」は日本の冬季では滅多にないことだそうです。

　そのせいで春先の徐々に暖かくなってくる時期をそう呼ぶようになったのですが、本来の意味からすれば誤用です。ただ言葉というのは時代とともに移り変わっていくものですから、本来は誤用であっても、定着すればそれが新しい言葉の定義になります。きっと「三寒四温」も春先の気候に使われる言葉として認められることでしょう。

　毎年この時期に書いていますが、僕は２月下旬から３月中旬頃の「三寒四温」の季節が一年で一番好きです。きりっとした寒さの中に春の息吹を感じられて、気持ちが生き生きとしてきます。テニスをするにはまだ少々寒いのですが、もう真冬とは違うぞと思うと張り切って動きたくなります。

　今日の暖かさと明日からの寒波は「三寒四温」の第一弾だと思えば、この寒さも乗り切れる気がします。まあ本当は平日寒くて休日暖かい方が助かりますけどね。