幹事クリタのコーカイ日誌2019

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1月23日 ● 錦織棄権、大坂4強。

 いよいよ佳境に入ってきた全豪オープンですが、男子シングルスの錦織は準々決勝のジョコビッチ戦を2セット目途中で棄権してしまいました。4回戦の5時間5分の激闘から中1日ではやはり回復は無理だったようです。万全の状態でようやく互角に戦える相手ですから、満身創痍ではかなうはずもありません。早めに棄権したのは今後のことを考えれば勇気ある撤退でしょう。

 負けたとは言え、テニス自体は良くなってきている錦織です。今後は3月の北米でのマスターズ2大会に向けて調整をしていくことでしょう。特に地元で得意なマイアミでぜひともマスターズ初制覇を目指してほしいところです。

 錦織に比べて大坂なおみはきわめて順調です。4強入りをあっさり決めた上に勝ち上がってくるかと予想されていたセレナ・ウィリアムズが負けてしまったので、全米に続くグランドスラム2大会連続優勝が現実的になってきました。すでに大坂より上位の選手も全て敗退していますから残っている4人のランキングでも大坂が最上位です。本命と言ってもいいでしょう。

 とは言え、準決勝の相手のプリスコバもセレナに勝つほどの強敵です。そして決勝に上がってくるであろうクビトバはウィンブルドンを2回制覇している経験豊富な選手。どちらも大坂にとっては高い壁になることでしょう。

 そして大坂にはこの大会の結果次第で世界ランキング1位という可能性もあります。すでに現時点で3位以内になることが決まっていて、これは伊達公子、錦織圭、自分自身の最高である4位を超えて日本人としてはトップ。もちろん1位になればグランドスラム制覇に続く大快挙となります。

 大坂とクビトバが決勝に進んだら勝者が1位になります。大坂とコリンズの決勝なら勝ち負けに関係なく大坂が1位。プリスコバとクビトバの決勝なら勝者が1位で、プリスコバとコリンズの決勝ならコリンズが勝てば大坂が1位となります。相手が誰であれ大坂が優勝して1位になるのが一番美しい形ですから、あと2つ、ぜひ勝ってほしいものです。


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