幹事クリタのコーカイ日誌2019

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1月3日 ● 石橋貴明の手打ち癖。

 今年も正月恒例の『夢対決とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 』が放送されました。いつも特に楽しみに見ているのは、もちろんテニスです。毎年、錦織圭・松岡修造組に対して、とんねるずがビッグゲストを用意して対戦する構図なのですが、今年はゲストがダニエル太郎でした。これまではヒューイット、マッケンロー、アガシ、チリッチ、イワニセビッチ、ロディックなど海外のスター選手だったのに、ダニエルだったのは予算の問題でしょうか?まあ去年も伊達公子でしたが。

 とは言え、ダニエル以外にマイケル・チャンが今年も参加したので、それなりに楽しめるゲームにはなっていました。真剣に打ってないにせよ、トッププロが見せる妙技はテニス愛好家を楽しませてくれます。特にマイケル・チャンは相変わらずラケット捌きが抜群で、錦織以上のタッチのセンスを見せてくれました。さすがあの小柄な体で世界2位になっただけのことはあります。

 それから松岡が時折本気でサーブを打っていましたが、50歳を超えた今でも相当のスピードサーブが打てることがわかって驚きました。現役を離れて久しいのに肩があまり衰えていないのでしょうか。サーブだけで世界と渡り合った男だけのことはありました。

 そしてとんねるず。テニスに熱心に取り組んでいる石橋よりも、あまり興味がない木梨の方が相変わらずセンスを感じるのもいつも通りでしたが、石橋もそれなりに上達していました。特にフォアはラリーができるようになっていたし、ボレーも下手なりに以前よりはミスが少なくなっていたようです。サーブとバックハンドは打っていなかったのでわかりませんでしたが、きっと練習はしているのでしょう。

 ただいかんせん、遅く始めたことと、加齢、そして致命的にラケット競技に対するセンスの無さを露呈していて、全く手打ち癖が直っていません。それは卓球でも同じで、木梨が上手く体を使って打てるのに対して、石橋は手だけで打つため手先で面を合わせようとするからハードヒットでミスが出ます。強く打つときに大事なのは手で打たずに下半身で打つ感覚ですが、それが掴めていないのでしょう。

 石橋のような打ち方をするオジサンはテニススクールの初級者クラスでもよく見かけます。なまじ腕力があるので手だけで打ってもそれなりにボールは飛んでいきますから、そこから脱却できず上達を阻んでしまいます。まあカッコ悪いことと、上級者と対戦すると手も足も出ないことを除けば、楽しむ分には問題ないのでコーチも敢えて厳しく注意したりしないんでしょうかね。石橋の場合は妙に上手になるよりも今のままの方が番組的には面白いですし。


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