幹事クリタのコーカイ日誌2018

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11月25日 ● 貴景勝の初優勝。

 3横綱1大関が休場するという九州場所でしたが、小結の貴景勝が13勝で初優勝しました。場所前に貴乃花部屋が消滅し、千賀ノ浦部屋に転籍した貴景勝としては、前の親方と今の親方の両方に恩返しができた素晴らしい優勝になりました。

 今場所の貴景勝はもちろん場所前から意気込みも違っていたことでしょう。部屋の消滅と転籍という激変の後だけに、部屋頭としての責任も十分に感じていたと思います。そして初日にひとり横綱の稀勢の里に勝って勢いがつきました。翌日には大関豪栄道にも勝って突っ走り、最後まで優勝争いをリードしたままゴールしました。

 小結の優勝は2000年夏場所の魁皇以来、史上9人目。初土俵から26場所での優勝は、元横綱・曙に並び史上4位のスピード記録だそうです。まだ22歳と今の横綱大関陣よりほぼ10歳も年下なだけに、今後の大相撲を背負って立つ期待の若手筆頭です。来場所は大関取りの場所になる可能性も出てきました。

 最後まで優勝を争った高安は初優勝を逃しました。横綱大関の中で優勝を経験していないのは高安だけなので、今場所は大きなチャンスでしたが、最後に勝負弱さをまた見せてしまいました。横綱大関で唯一の20代だけに、まだまだ優勝のチャンスはあるはずですが、とは言え力士はいつ大怪我をして力士生命を終わらせるかもわかりません。取れるときに取っておかないとダメだよなぁと少々心配になってきます。


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