幹事クリタのコーカイ日誌2018

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10月11日 ● お金が好きな人。

 大昔、ある官能小説家が「女好きと色好きは違う」ということを書いていました。「女好き」は女性と一緒にいること自体が好き、「色好き」はセックスが好き。「色好き」はセックスしない時には女性と一緒いにるよりも男同士で遊んでいる方が楽しいということでした。

 それを読んだときはまだ若かったのでピンときませんでしたが、その後、いろいろな男性を見てきて確かに両方のタイプがいるなぁ思いました。もちろん「女好きの色好き」という男もいますけど、意外とどちらかに分類できるものです。

 で、そっちの話ではなく、お金の話なんですが、お金が好きな人も2種類いるような気がします。お金を使うことが好きな人と、お金を集めることが好きな人です。使うことが好きな人は、使うために稼いでいるので、自分にとって必要な額を稼いだらリタイアしてしまいます。

 ところが集めることが好きな人は、いくらあっても稼ぎ続けます。彼らはお金のコレクターなので、限度額はありませんし、稼いでも使わないので社会に還元もしません。お金を持ってるのにケチという人がいますが、大抵はお金が自分から離れていくのがイヤだという人です。

 これは世間で話題になるような特別な大金持ちだけの話ではありません。中流レベルの人だって、どちらかの傾向にある人はたくさんいます。大して貯金もないのに仕事をやめて遊びに行ける人は使うことが好きな人、逆にお金があるのに「もったいない」と倹約ばかりしている人は集めることが好きな人です。言い換えればお金を手段だと考えているか、目的だと考えているかの違いです。

 僕はもちろんお金は手段派なので、使うことは好きですが、必要以上に欲しいとは思いません。株式投資もしていますが、短期の売買はせずにほとんど長期保有です。稼ぐことに執着がないので、投資とか商売とかに性格的にあまり向いていないと思います。損しても「ま、お金のことはいいか」と思ってしまいますし。

 お金集めが好きな人は、同好の士でよく集まっているようです。お互いに気も合うし、金儲けの情報交換も大事だからでしょう。僕の周りにあまりお金持ちがいないのは、そのせいじゃないかなぁと最近思っています。お金はお金が好きで集まるといいますからね。


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