幹事クリタのコーカイ日誌2018

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9月2日 ● 錦織順調に勝ち上がり。

 全米オープンも3回戦を終了し折り返しに入りました。錦織は1回戦マルテレルをストレート、2回戦モンフィスを相手の途中棄権と省エネで乗り切り、酷暑のニューヨークでの大会をうまく体力温存をしています。そして3回戦では同じタイプの第13シードのシュワルツマン。6-4、6-4、5-7、6-1で振り切りました。試合時間が3時間を超えたのは残念でしたが、ここまではまず順調と言えます。

 そしていよいよ4回戦で強敵の第4シード、A.ズベレフかと思いきや、グランドスラムに弱いズベレフがなんとコールシュライバーに敗れてしまいました。そんなこともあるかもとは思ってはいましたが、錦織としてはラッキーです。ベスト8、さらにその先への展望が大きく開けてきました。

 コールシュライバーは普通にやれば錦織なら勝てます。となると準々決勝はチリッチとゴファンの勝者。恐らくは全米に強い因縁の相手チリッチが勝ち上がってくるでしょう。チリッチは3回戦でデミノー相手にフルセットで逆転勝利と苦戦しています。さらにゴファン相手に力を使い果たしてくれたら、錦織にとってチャンス到来です。

 チリッチに勝てばベスト4進出です。以前の錦織ならこのあたりまで勝ち上がるのは何の不思議でもありませんでしたが、今年は故障から復帰の年。準決勝進出なら御の字です。ここで対戦するのはフェデラーとジョコビッチの勝者になるでしょうから、さすがに苦しいところですが、2人が激しい戦いで消耗していればチャンスあるかも知れません。

 ちなみに4回戦までの勝ち上がりはズベレフとディミトロフを除けばほぼ順当。ディミトロフも負けた相手がワウリンカ(もラオニッチに負けましたが)ですから仕方ありません。ズベレフがいかにグランドスラムに弱いかということになります。

 このまま進めばナダルvsデルポトロ、錦織vsフェデラー(orジョコビッチ)という対決になりそうですが、錦織が体力を消耗しないまま上手く勝ち上がれれば、ひょっとするとひょっとするかも知れないと期待しています。


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