フジテレビの「クイズ・ドレミファドン！」は初期の頃から大好きな番組のひとつ。スタートしたのは1976年10月。なんと42年前です。当時は日曜日の昼12時からの１時間番組で、司会はレギュラー時代からずっと高島忠夫でしたが、年に１回の特番になってからは中山秀征がやっています。

　「ドレミファドン！」が始めたイントロクイズが大好きで、また大得意です。僕は「アタック25」で優勝したり「タイムショック」にも出ていますが、知識系よりもひらめき系よりも謎解き系よりも、全てのクイズの中でもっとも得意だったのがイントロクイズでした。大学生の頃「ドレミファドン！」にどれだけ出たかったことか。当時、ハガキを書いて応募もしましたが全く予選に声もかかりませんでした。

　今では芸能人しか出られない「ドレミファドン！」ですが、相変わらず特番は必ず見ています。今年も今日の昼12時から２時間スペシャルで放送していたので、早速録画してテニスから帰ってから見ました。見てすぐに思いました。あれ、なんか変です。違和感ありまくりです。

　そもそも土曜日の昼にやるような番組ではないはずです。レギュラー時代は確かに日曜日昼でしたが、特番になってからはずっと夜７時からのゴールデンタイムでの放送でした。ローカルならともかく全国ネットなのですからゴールデンが当然のはずです。

　さらに見ていると妙に問題がカットされていきます。クイズ番組では時間が押して時々編集で問題が若干カットされることもありますが、さすがにコーナー丸ごとカットされることはありません。これは何だかおかしいぞ、再放送なのかな？それにしては話題が新しいし、収録したのはつい先日みたいだし。

　あ、と思って番組表を調べてみました。なんとこの番組は昨日の夜７時からの放送でした。ところが名古屋の東海テレビはこの時間に中日vs巨人戦を放送していたのです。僕も見ていました。巨人戦だったのでつい全国ネットかと勘違いしてしまいましたが、あれは名古屋ローカルで本来は「ドレミファドン！」が放送される枠だったのです。

　確かに野球ファンである僕としては中日のナイター中継も見たいし、実際に見てもいました。だから名古屋だけ野球中継に差し替えたことに文句はありません。また放送しなかった「ドレミファドン！」を鮮度の落ちないうちに放送してくれたことも良かったと思います。

　ただ、なぜ３時間番組を２時間に短縮して放送したのか、それが解せません。クイズ番組は誰が勝ったか負けたかなんてことは、ほとんどどうでも良いのです。クイズファンにとって大事なのはクイズの問題に答えることです。番組の本質は問題そのものにあり、芸能人の誰が答えようが間違えようが関係ないのです。

　だから１時間も番組を短縮して問題を大幅にカットされてしまうのは全く納得いきません。40年来のファンとしては許しがたい愚挙であり冒涜です。東海テレビに抗議しようかと思いましたが、とりあえずここに書いて誰かの目に留まることを願っています。