幹事クリタのコーカイ日誌2018

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8月20日 ● 中学で硬式テニス部に入っていたら。

 僕の中学校には珍しく硬式テニス部がありました。ご存知のように硬式テニス部がある中学校は今でもとても少ないのに、お坊ちゃん私立でもない田舎の公立中学にも関わらず硬式、軟式の両方のテニス部があったのです。40数年前のことですから当時としては本当に珍しいことでした。

 僕は小学生の頃からテニスに興味があったのでテニス部に入りたいと思いましたが、当時のテニスというのは「お金持ちのスポーツ」。軽井沢で皇太子が美智子さまと出会ったハイソなスポーツで庶民のやるものではないと思われていました。実際にラケット、シューズ、ウエアを揃えたら数万円かかることを思うと、我が家は貧乏だったので、とても親にテニスがやりたいとは言い出せませんでした。

 でもあの時に思い切って硬式テニス部に入っていたらと、今でも残念に思っています。今と違ってテニススクールもほとんどありませんでしたし、中学生で硬式テニスをしている子どもは本当に珍しかった時代ですから、きっと早く始めたアドバンテージはかなり大きかっただろうと思います。

 こう言ってはなんですが、当時スポーツのできる男子が入るのは野球部、バスケ部、バレー部、サッカー部あたりがメジャーどころ。硬式テニス部に入るのは運動は大してできない金持ちのボンボンか妙に気取ったナンパなやつばかりでした(←入れなかったのでかなり偏見が入っています)。

 だから中学から硬式テニス部に入っていれば、きっとめきめきと頭角を現し、高校入学時には中学からの経験者というアドバンテージを生かして1年生ですぐにレギュラー、インハイ出場、大学でインカレ選手というエリートコース間違いなしだったろうと信じています。

 もちろん今となっては証明しようもない妄想ですけど、体育は中学高校とずっとオール5だったので、硬式テニスに青春を捧げていたらあながち無理ではなかっただろうと思います。そして社会人になって「もうテニスはこれ以上上手くならないからやめた」と叫んでゴルフとかにはまっていたことでしょう。

 そう考えると、大人になってからテニスにドはまりして、下手ながらも一生楽しめる趣味として続けられ、たくさんのテニス仲間もできて本当に良かったと思います。中学時代、弱小バスケ部で結果オーライでした。


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