幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

8月17日 ● 脳内テニス。

 テニスが大好きな僕としては本当は毎日でもプレイしたいところなのですが、なかなかそうはいきません。時間もないし体力もありません。特に若い頃と違って、この年齢で毎日テニスをしたら多分1週間もしないうちにどこか故障します。なのでゴールデンウィークのような連休中でもテニスは1日おきくらいにセーブするようにしています。

 ただ実際にテニスができなくても、頭の中で仮想プレイはいつも時間があればやっています。特に脳内プレイの相手として役立つのが山本麻友美プロとの対戦を想定している時です。さすがに8年間も一緒にずっとテニスをしているので、彼女のプレイスタイルはだいたいわかっていますし、特にやられる時のパターンは完全に把握しています。

 例えばダブルスでフォアのクロスの打ち合いになった時に、ショートクロスを続けて打たれるパターンというのがあります。初めの頃は1本目のショートクロスすら取れずにやられていましたが、その後は返せるようになり、ラリーもできるようになりました。しかし、2本、3本とより厳しいショートクロスを打たれて、こちらの返球が甘くなったところを、がら空きのセンターに打ち込まれて終わります。

 これも最近ではセンターへのフィニッシュが来ることも意識してケアしているので、何とか返すこともできるようになったのですが、逃げのスライスロブくらいしか打てないので、それを詰められてドライブボレーをクロスに打たれてジ・エンドです。

 脳内テニスでは、このパターンをどう崩していくのかシミュレーションしています。ショートクロスを打たれた時に、より厳しいショートクロスに打ち返す、もしくは先にこちらからセンターに打ち込む、もしくはポール回し気味にストレートを狙う、そして前衛の頭の上を低くて速いトップスピンロブで抜く。どれも脳内テニスではありです。なぜなら、そういう難しいショットも頭の中ではちゃんと打てちゃうから。

 しかし、実際にやるとなるとそう簡単ではありません。厳しいショートクロスに何とか追いついたところで、トリッキーなショットはなかなか成功しないし、もし成功したとしても少しでも甘ければさらにそれをカウンターで返されることも予想できるので、じゃあその後をどうするかも考えないといけません。

 一番脳内で考えて確率的にポイントが取れそうなパターンは前衛をロブで抜いて、そのまま前に詰める、そしてプロのパッシングショットかスピンロブをネットプレーでしとめる、という感じです。僕に必要な技術はショートクロスをスピンロブでストレートに打つことと、プロの深いロブをクロスにスライスをかけてスマッシュを打つことで、他のプレイに比べればまだできそうな気がします。

 という感じで、他にもサービスをワイドに打たれて追い出されたところで甘いリターンをセンターに打ち込まれるパターンとか、いろいろな「やられる」パターンをあれこれ想定しながら脳内テニスはいつまでも続きます。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」