大雨が降り続き九州、四国、中国、近畿、東海と西日本の広い範囲で大きな被害が出ています。台風でも地震でもなく大雨ということで少々油断していた部分もあったかも知れません。あれだけ気象庁が注意を喚起していたにも関わらずこれだけ被害が広がっていることは、今後の対策として考えていく必要があるでしょう。

　ただ大雨はまだ降り続いています。この先もどこで河川が氾濫したり土砂崩れが起きるかわかりません。避難すべきは避難して、そうじゃなくても不要不急の外出は避けて、しっかりと情報を取るように気をつけてほしいところです。

　そんな大災害に西日本が見舞われている間に千葉を震源とした地震が関東地方を襲いました。震度５弱。名古屋でも微妙に揺れを感じるほどでしたから、千葉や東京、神奈川、埼玉あたりでは結構揺れたのではないかと思います。これが大雨で地盤が緩んでいる西日本ではなかったのはまだ不幸中の幸いでしたが、太平洋プレートの近くということもあり、今後も関東では地震に対する警戒が必要だということです。

　西で大雨、東で地震と日本はすっかり災害列島です。もし東京五輪開催中にこんな天変地異が起きたら大変です。世界中から人が集まってきて注目も浴びている最中に地震に大雨となったら、どれほどマイナスイメージが植えつけられてしまうことか。利益誘導的な施策よりも災害対策に政府はもっと本腰を入れて考えてほしいものです。

　名古屋に住んでいる身としては、ここのところ大きな災害が名古屋を避けて東西で起きている感じがしてならないので、いよいよ東南海地震がドカンと直撃してくるのではないかと心配になります。かなりエネルギー溜まっているんじゃないかと思うんですよね。