幹事クリタのコーカイ日誌2018

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6月26日 ● 犬派か猫派か。

 僕は若い頃は猫派でした。犬のように従順なのは面白みがないと思っていました。当時はまだ「ツンデレ」という言葉もありませんでしたが、猫のツンデレ具合が刺激的で良いと考えていました。可愛がってやりたい時に逃げていくくせに、忙しい時に限ってかまってくれと擦り寄ってくるところが一筋縄ではいかなくて魅力的だと思っていました。

 ちなみにアニメの峰不二子も好きでした。付き合うなら彼女のように気まぐれでプライドが高くわがまま、お金もかかる、しかしそれだけの価値があるような美貌と知性を備えた女性が最高だと思っていました。そして実際に気まぐれな女性と付き合って痛い目にもあいました。それも懲りずに何度も。いま思うと、女の趣味が悪かったと反省しています。後悔はしていませんけど。

 そうやって何度も痛い目に遭うと、徐々に犬の方が良いなぁと思うようになってきます。猫は距離を置いて見ているだけなら魅力的だけれども、実際に相手するとなると心身ともに消耗します。その点、常に変わらず愛情を注いでくれて裏切らない、素直でわかりやすい犬は心が癒されます。そういう気立ての良い女性と付き合うと、気分的には楽ですが、物足りなくなる時がありました。これについては大いに反省しています。当時はとにかく女の趣味が悪かったのです。

 話が女性のことかペットのことか混乱していますが、いま我が家では娘が犬を飼いたいと強く強く主張しています。娘は爬虫類をすでに6匹も飼っているのに、さらに犬がどうしても飼いたいようです。そう言われて自分自身が飼うなら何がいいかと考えた結果、やはり気まぐれな猫よりも癒される犬の方が楽かなぁと思いました。刺激よりも癒しを求めるとは、僕も本当に年を取ったものです。


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