幹事クリタのコーカイ日誌2018

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6月11日 ● 大河と朝ドラ。

 NHKの誇る二大ドラマである大河と朝ドラ。今は大河が「西郷どん」で朝ドラが「半分、青い。」です。どちらも見ていますが、僕の中では一方は下降線で見るのをやめようかなと迷い、一方は面白いのでどんどん楽しみになっています。

 下降線を辿っているのは大河ドラマ「西郷どん」です。もともと女性が書く大河ドラマには期待していませんでしたが、案の定このドラマもいかにも女性受けを狙ったようなところが随所に見られて興醒めする箇所がたくさんあります。ちまちました恋愛パートやヒューマンパートは要らないから、骨太の歴史ドラマを見せてほしいのですが、西郷隆盛を主人公に据えてもやっぱりこうなってしまうのかと残念です。

 特に「骨太」パートを支えてきた島津斉彬が退場してからは、すっかり骨抜きになってしまって、どうしても見る意欲が薄れてしまいます。そもそも「今さら」西郷です。坂本竜馬と並ぶ幕末のスーパーヒーローだけに目新しいネタもありません。後半見るのをどうしたものかと思っています。

 「半分、青い。」は素直な朝ドラらしい前向きで明るい作品で楽しく見ています。岐阜が舞台のドラマなので土地や言葉に馴染みがあるだけではなく、主人公の年齢が僕の10歳下で、生きてきた時代がかなり重なっているだけに、当時の世相や文化の細かいネタがすぐにわかって楽しさも倍増です。

 またあの頃の少女マンガも僕はかなり熱心な読者だったので、これもまた馴染み深く、ドラマ自体の面白さ以上に自分にとってよく知っている世界観の中で展開しているということで無条件に面白く感じてしまいます。

 北川悦吏子脚本のドラマはこれまで数多く見てきました。「ロンバケ」などのヒット作を連発していた90年代の全盛期はともかく、近年はちっとも面白いと思えなかったのですが、久々に北川ドラマを堪能しています。


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