幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月31日 ● W杯日本代表メンバー発表。

 昨日の西野ジャパンの初めての試合となったガーナ戦。0-2とホームで惨敗。内容的にも全く見所がなく、評論家からもファンからもほぼ酷評。そして今日のW杯代表メンバーの発表。正直、昨日の試合が何かの役に立ったのか疑問です。何の結果も出せなかったメンバーから代表を選ぶというのは矛盾しています。

 そしてメンバーを見れば本田、香川、岡崎、長谷部、長友、吉田、川島と、前回大会と変わらないどころか前々回大会でも見たようなメンバーが顔を揃えています。確か前回のW杯は惨憺たる結果だったような気がしますが、それと同じでただ4歳年を取って衰えただけのメンバーで臨むことになろうとは。この4年間、いったい日本のサッカーは何をしてきたのでしょう?

 まあ西野監督にしてみればある意味、気楽かも知れません。なにせ誰も結果をはなから期待なんかしていないのですから。大会2ヶ月前に監督を引き受けたってW杯で結果を出せるわけもないし、彼がやるべきことはスポンサーの意向を汲んで知名度の高いスター選手たちを起用して、華々しく負けることだけです。

 ハリルホジッチ前監督が何とかして世界の強豪相手に一矢報いようと、守備を固めてカウンター攻撃という「弱者の定法」を採用していたのをサッカー協会が退けたのは、日本のサッカーファンがそんな地味で泥臭いサッカーを望んでいないことを察知したからです。ファンが見たいのは、日本サッカー界のスーパースターたちが華麗にパス交換したり、惜しいFKを蹴り込んだりして、日本選手の技術の高さを示しながら、美しく敗退していく姿だからです。

 残念ながらガーナ戦を見る限り、そんな形ばかりの美しささえ発揮させてもらえずに、無残に散る姿しか想像できません。それでもかすかな奇跡への期待から日本中が寝不足覚悟で生放送を頑張って見ることになるんでしょうねぇ。


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