幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

5月2日 ● 表に出ない社長。

 TOKIO山口の強制わいせつ事件がずっと芸能ニュースを賑わせています。それ自体はもういい加減にしたらどうかと思うのですが、いまネットで盛り上がっているのが「なぜジャニーズ事務所の幹部は出てこないのか?」ということ。

 一般企業で社員が不祥事を起こせば会見をして謝罪をするのは経営陣です。芸能事務所であっても事務所の幹部が同席くらいはするでしょう。ところがジャニーズ事務所の場合は謝罪会見をしたのはタレントであり同僚であるTOKIOのメンバーだけ。いったい事務所の幹部、特にジャニー社長とメリー副社長は何をしているのかとなります。

 今回ジャニー社長がコメントを出したことが「異例」として取り上げられていますが、それが異例であることもおかしな話ですが、その内容がまたおかしなものです。「親」として「成長」を「支援」する、って、所属事務所の社長が出すコメントとしては変でしょう。これでは他人事です。しっかりと社長として被害者に謝罪をし、どういう償いと、タレントにどういう処分や指導をするのかを具体的にコメントすべきではないかと思います。

 ジャニー社長の考えは「裏方」である人間が表に出るのはおかしいということだそうですが、それは平時の仕事の時のことでしょう。今回のような「非常時」には表に立って身を挺してタレントを守るのが本来の事務所社長の取るべき行動であるはずなのに、こんな時まで身を隠しているのは「逃げている」と思われても仕方ありません。

 もっともTOKIOのメンバーはそんな社長を恨むどころか、逆に心配をかけて申し訳ないということを言っていて、本当に彼らは擬似親子の関係なんだなぁと思いますが、SMAPの時もそうでしたが、そんな風にタレントに甘えていること自体が事務所の経営としておかしいのですから、そろそろ改める時期に来ているのではないかと思います。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」