幹事クリタのコーカイ日誌2018

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4月26日 ● 山口メンバー。

 TOKIOほど「遅咲き」のアイドルグループも珍しいと思います。普通アイドルの旬は若いうちです。10代から20代前半に人気が急上昇して、後は徐々に右肩下がりというものですが、彼らはむしろ中年になってからの方が人気が出てきています。しかも何かと毀誉褒貶が激しいジャニーズのタレントとしては珍しく嫌いな人が少ない好感度の高さを誇っています。

 そこに山口達也の「女子高生わいせつ事件」。これはインパクトが大です。中年と言えどもアイドルですから、事件の種類として性犯罪はもっともダメージが大きいことは間違いありません。しかも相手はジャニーズ事務所の主ターゲットである10代。未成年相手のわいせつ行為となると、通常なら解雇に相当するような不祥事です。

 ところが今回は被害者との和解が成立しているということから、無期限謹慎という処分になりました。テレビ局も即刻解雇にならなかったことから忖度したのか、前例にならい稲垣以来の伝統芸「メンバー」扱いです。ただし、今後の世間の風当たり次第では山口は事務所を辞める可能性もありますから、そうなった時は「メンバー」という呼称も外されることになるでしょう。

 好感度が高い山口が起こした事件だけに、「男の部屋に行く方が悪い」などと彼を庇うような意見も見受けられますが、これはさすがに46歳の山口と未成年では全面的に山口に非があることは間違いありません。元来酒癖が悪く、離婚の原因も酒だとか、病院にも通っていたなどの話も出ているだけに、こうなる前に周囲がしっかりと彼に歯止めをかけるべきでしたが、手遅れとなってしまいました。ある程度は予見できた事件だった気がするだけに何とかとめられなかったのかと思うと残念です。

 心配なのは事件に遭った女子高生です。一次被害だけでもショックでしょうが、こうして公になったことで身元を調べられて二次被害に遭わないかと不安になります。セクハラされた被害者に「名乗り出ろ」と政府が言うような国です。加害者の「人権はないのか」と副総理が言うくらいなのですから、山口「メンバー」可愛さのあまりに未成年の被害者を叩くようなバカが現れないことを願うばかりです。


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