幹事クリタのコーカイ日誌2018

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4月5日 ● 大谷翔平の順調過ぎるスタート。

 今季からメジャーに移籍した大谷翔平。日本球界の宝とも言うべき23歳は、その素質は疑いようもないものがありますが、まだメジャーに行くには若すぎるのではないかという危惧も抱いていました。もう少し経験を積んでから移籍した方が、つまりイチローくらいのキャリアの後で移籍した方が壊れなくても済むのではないかという心配です。

 オープン戦での大谷は危うい感じでした。結果は出ないし調子もちっとも上がっていないようでしたし、慣れない環境に大きな怪我をしたりしないかと不安に思っていました。しかし、何とかシーズン開幕に合わせて登場してきた大谷は想像を超えるようなスタートを見せています。

 開幕戦に野手として先発出場して初打席初安打、そして投手として初登板して先発で6回を3安打3失点で初勝利。さらにその2日後には本拠地でメジャー初本塁打を含む3安打。翌日に2戦連発の本塁打を昨年のサイ・ヤング賞投手から放つという大活躍ぶりです。

 最初に書いたように大谷の素質は疑いようがありませんが、ここまで順調にその才能を開花させるとは驚きました。特に打者としてはもう少し力を発揮できるようになるまで時間がかかると予想していたので、滑り出しとしては最高の結果です。順調という言葉では足りないくらいのロケットスタートです。

 問題はこの結果が順調すぎることで、これまでは「二刀流なんて言って、一体どれほどのものなのか?」と興味半分くらいで見ていた相手チームも、今後は本気で大谷をマークしてくるし対策を練ってくることでしょう。打者としては今後どんどん厳しい内角への攻めが増えてくることが容易に予想できます。

 遅かれ早かれ活躍すれば浴びる洗礼ではありますが、できたら慣れるまでは、もう少しジワジワと結果を出していった方が良かったんじゃないかなぁと心配性のオヤジは思ったりもします。こうなったらマンガの主人公ばりに若い才能が全てを打ち破るようなスーパーヒーロー的活躍をして、イチロー以来の日本人新人王&MVPのW受賞を期待しましょう。


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