幹事クリタのコーカイ日誌2018

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1月31日 ● 作家別買い取り価格。

 久しぶりに文庫本をブックオフに売りに行きました。かなりたまっていたのですが、今回は単にたまってしまった本だけではなく、これまで好きで残しておいた本も思い切って売ってしまいました。どんどん置き場所がなくなっていくし、結局読み返すこともしないので。

 これまで取っておいたのは東野圭吾、万城目学、宮部みゆき、海堂尊、上橋菜穂子、清水義範、和田竜、そして司馬遼太郎など。他の作家も含めて全部で約150冊ほど売りました。司馬以外はほとんどが現役バリバリの作家ばかりなので、どんどん作品が増えていき置き場所がなくなっていくので、これはもう手放すしかないなと決断したのです。

 ブックオフでの買い取り価格は自分の予想では150冊×平均30円で4500円くらいかなと思っていましたが、結果は4485円となんとビンゴ。まあ自慢するほどのことではなく、文庫本なんてそれくらいの買い取り価格が普通なのですが、ただ興味深かったのは作家による買い取り価格の差でした。

 もちろん本の状態によって大きく差がつくのは当然ですが、まあ比較的キレイな状態であっても、東野圭吾はほぼ10円〜20円。「同級生」「魔球」「時生」「流星の絆」が20円で「手紙」「宿命」「容疑者Xの献身」「ガリレオの苦悩」などは10円でした。宮部みゆきも「火車」20円、「理由」10円と、どうやら映像化されて作品の知名度も人気も高い作家は部数も多く在庫がだぶつていて安いのかなと考えられます。

 同様にバチスタシリーズで知られる海堂尊も安く、「チームバチスタの栄光」も「ジーン・ワルツ」も1冊5円、「極北クレイマー」「マドンナ・ヴェルデ」「ひかりの剣」10円、「モルフェウスの領域」20円など、どれも5〜20円。万城目学は「プリンセストヨトミ」は5円でしたが「とっぴんぱらりの風太郎」「鴨川ホルモー」は20円、「鹿男あをによし」「ホルモー六景」40円などばらつきがありました。これが和田竜になるとまだ新しく発行部数が少ないせいなのか値段が上がります。「忍びの国」も「村上海賊の娘」も40円でした。

 さすがに司馬遼太郎は人気があるのでしょう。「播磨灘物語」「坂の上の雲」40円、「関ヶ原」80円などでした。「竜馬がゆく」「功名が辻」が10円と安かったのは保存状態がちょっと悪かったせいかも知れません。「竜馬がゆく」が1巻たった10円なら売るのをやめれば良かったかなと後で少し後悔しました。

 そして圧倒的に高値だったのが上橋菜穂子です。全てバルサとチャグムが主役の守り人シリーズでしたが、「天と地の守り人」や「神の守り人」は100円、「炎路を行く者」「流れ行く者」120円、「蒼路の旅人」「虚空の旅人」150円など、全作品が100円以上でした。先日まで「精霊の守り人」のドラマをNHKで放送していた影響があるのかも知れませんが、販売された部数が少ないのに作品の知名度が高く品不足気味だと高値がつくパターンでしょう。

 と言うことで、買い取り価格がどうしてそうなったのか何となく推察できたのですが、不思議だったのが清水義範。ほとんどが5円か10円とかなり安かったのに、なぜか「バールのようなもの」だけが100円と上橋並みの高値をつけてもらえました。なぜなのか謎です。もしかしたら単なる間違いかも。まあ内容は面白い本でしたけどね。


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