幹事クリタのコーカイ日誌2017

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10月30日 ● ドラマで描かれる広告マン。

 テレビ東京系で放送されているドラマ『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』は、かつて超大手広告代理店の敏腕クリエーターだった主人公が、会社を辞めて小さな広告会社で奮闘する物語。まあドラマ自体はヒューマンコメディで沢村一樹や三宅裕司、要潤、和久井映見などがテレ東らしく肩の力を脱いて演じていて悪くないのですが、広告会社が舞台のドラマはどうしてもリアリティが気になります。

 もちろんフィクションなのですから、デフォルメされた表現や、盛り上げるための「そんなことないやろ」的展開は仕方ありませんし、「一発逆転の会心の出来栄え」の広告が大抵の場合「ビミョー」な出来なのも諦めます。ただ「超大手広告代理店のクリエーター」が、必ずチャラチャラしていてい嫌味で尊大なのはどうしてなんでしょう?そういうイメージなんだと言われてしまえばそれまでですが、僕が知っている優秀なクリエーターはむしろ「オタク」っぽいシャイな人が多く、そうじゃなければ「ガラッパチ」でやたらと親しみやすい人です。

 もちろん、これもそれではドラマにならないと思われているのでしょうが、チャラチャラで尊大というのは本当に少ないですし、たまにいてもあまり優秀ではありません。これまで幾多の広告会社を舞台にしたドラマや映画を見てきましたが、どれもこれも「ちょっと違うなぁ」と背中が痒くなったり、ゾワゾワしたりするので、それに耐えきれずに途中で見るのをやめてしまうことが多かったです。

 これは多分他の業界をテーマにしたドラマでもきっと同じなんだろうと思います。頻繁に映像化される医療ドラマや警察ドラマなんかはもう業界関係者も慣れっこなんでしょうが、ちょっと本当とは違うイメージがそうやって拡散されていくのは、やっぱり内心困ったもんだと感じているのでしょうか、各業界の皆さま。


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