幹事クリタのコーカイ日誌2017

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10月27日 ● 2017ドラフト会議。

 7球団の競合の末に日本ハムが清宮幸太郎を引き当てました。さすが日ハムです。ダルビッシュも中田も大谷も(ついでにハンカチ王子も)、きっちりその年の話題の選手を獲得する日ハムの引きの強さは感動的ですらあります。高校生なのに1塁しか守れず、足も速くない清宮は個人的にはそれほど魅力的に感じない選手ではありますが、話題性は抜群なことは間違いありません。またキャンプから日ハムは賑わって興行的にも大成功でしょう。

 さらに日ハムは7位で東大の宮台も指名しました。7位ですからどの球団もその気になれば指名できたわけですが、やはりこれも結局日ハムの手に落ちるのかと思うと、「持ってる」球団は違うなぁと思います。話題性だけではなく日ハムは投手を5人も指名しています。野手陣が充実しているだけに理にかなった指名です。

 日ハムに引けをとらず良いドラフトをしたのがオリックスです。即戦力ナンバー1と言われた左腕の田嶋大樹、さらに2位で右腕の鈴木康平と左右の社会人投手を獲得しました。投手の補強が課題だけにこの2人を取れたのは大きいでしょう。同じく上手くいったのが中日。中村奨成こそくじで外したものの、社会人右腕の鈴木博志を外れ1位で指名、さらに2位で石川翔、4位で清水達也と高校生の注目投手を獲得しました。さらに地元の中京大中京の伊藤康祐も指名できて、高校生主体のバランスの良いドラフトになりました。

 逆に残念だったのがソフトバンク。くじをなんと3度も外してしまいました。さすがにドラフト前に描いていた戦略も大きく崩れたことでしょう。阪神も清宮、安田と2度もくじ運に恵まれず将来性のある高校生を1人しか指名できませんでした。将来のチーム作りを考える上ではどうなのかなと思います。同じくくじ運がなかった巨人も野手に偏った指名に終わりました。特に社会人捕手を2人も指名しましたが、小林や宇佐見がいるのに必要だったのでしょうか。

 もちろん話題の選手が必ずしも活躍するわけではないですし、ドラフトが成功したか否かは数年後にならないとわかりません。5年後に今年指名された選手たちがどう成長しているかが楽しみです。


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