幹事クリタのコーカイ日誌2017

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9月18日 ● 錦織抜きでデ杯勝利。

 本田真凛がシニアデビュー戦で優勝を飾ったり、広島が連覇を決めたり、豪栄道が単独トップに立ったり、宮里藍が最終戦を終えたりといろいろあったのですが、テニスファンとしてはやはりデ杯ブラジル戦のことに触れたいと思います。

 今回はワールドグループ残留をかけた入替戦。相手のブラジルは格下の選手ばかりでTOP100に入っている選手は1人もいなかったのですが、対する日本も錦織、西岡の2人を怪我で欠き、ダニエルもツアー優先で欠場ということで、いま絶好調の杉田がエースとしての重責を背負うことになりました。

 とは言え杉田も久しぶりのデ杯シングルス、しかもエースとして戦うとなるとプレッシャーも半端ではないでしょう。それでなくても何が起きるかわからないのがデ杯ですから、地元開催とは言え決して安心というわけではありませんでした。

 1日目はシングルス第1試合で杉田がストレート勝利と幸先の良いスタートを切り、さらに今回第2シングルスに選ばれた添田も3-6, 6-4, 6-3, 6-7 (1-7), 6-4とモンテイロとの大接戦をフルセットで勝ちきって2勝目を上げました。

 2日目は昨日書いたように台風のため中止になり、今日のダブルスは完敗。ブラジルのダブルスには元世界一のダブルススペシャリストのマルセル・メロがいるのでもともと勝ち目が薄いですからこれは計算通り。そしてシングルスのエース対決を杉田が見事にストレート勝って3勝目。ブラジル戦の勝利を決めました。

 今回は杉田の2勝は計算通りでしたが、添田が相手エースのモンテイロに勝った1勝が大きかったです。前から書いているように日本のデ杯チームはダブルスが弱いので、どうしてもシングルスでの3勝が必要になります。エースに錦織がいる前提で第2シングルスが1勝を上げる必要があるのですが、今回は錦織抜きでもできたということが、日本チームの層が厚くなったことを実感させます。単なる勝利以上に収穫があったデ杯でした。


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