幹事クリタのコーカイ日誌2017

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9月3日 ● 全米オープン大混戦。

 3回戦が終わった全米オープンの優勝争いがかなり混沌としてきました。もともと女子はセレナの戦線離脱以降は本命がおらず混戦なのはわかっていましたが、男子も実績のある有力なトップ選手が5人(マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、錦織、ラオニッチ)も欠場している上に、期待の若手有望株が次々と早期敗退をしてしまいました。

 シードを守れず3回戦までで敗退したトップ16のシード選手は以下の通りです。ベルディヒ(15シード)、ディミトロフ(7)、キリオス(14)、バウティスタアグー(11)、イズナー(10)、ソック(13)、A.ズベレフ(4)、ツォンガ(8)、チリッチ(5)。なんと16人中9人と半分以上がシードダウンです。

 しかも優勝候補の一角として予想していたディミトロフ、キリオス、ズベレフの若手3人と実績のあるツォンガやチリッチも負けてしまいました。ナダルとフェデラー、デルポトロの過去に優勝経験がある3人が勝ち上がっているトップハーフはまだしも、ボトムハーフで残っているもっともシードが高い選手は12シードのスペインのカレーニョブスタです。これは誰が決勝に勝ち上がってくるか全く予想がつきません。

 そんなボトムハーフで僕が開幕時に大穴として予想していたカナダのシャポバロフが4回戦まで勝ち上がりました。予選を突破してきた10代の若手ですが、有力選手が次々に姿を消しているだけに、一気に有名になるチャンスだと思います。

 ちなみに何とか勝ち上がっているナダルとフェデラーのレジェンド2人ですが、特にフェデラーの体調が心配です。1回戦、2回戦とフルセットでした。幸い3回戦はストレートで勝ったので少し体力をセーブできたかも知れませんが、もともと万全で臨んでいるわけでもないのでどうなることか。準々決勝ではデルポトロとティームの勝者と当たるわけで、ここが大きな山になりそうです。


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