幹事クリタのコーカイ日誌2017

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7月27日 ● 不倫は流行っているのか?

 今度は今井絵里子です。ベッキーの「ゲス不倫」以来、ここ1年半のワイドショーの主要なネタはずっと「不倫」です。とにかく誰か有名人の不倫ネタをスクープすれば話題になり、雑誌は売れるしワイドショーの視聴率は上がるようです。

 今井に関しては「無防備」の一言に尽きると思います。新幹線で手をつなぐとか、ホテル内をパジャマでうろつくとか、「公人」であるとか「芸能人」であるとか以前の問題。無名の一般人でも少し頭を使えばやらないようなことをやっているあたり「お里が知れる」というものです。まあこんなことは当選する前からわかっていたことで、それでも当選させた方が悪いのですが、担いだ自民党にも相応の責任はあると思います。

 で、とにかく不倫ばかりが取り上げられると、世の中は不倫が流行していて誰も彼もが不倫ばかりしているのではないかと思ってしまいがちですが、僕が見るところ流行っているのは「普通の女性の不倫」だと思います。

 どういうことかと言うと、昔から男の不倫は当たり前にありました。当時は「浮気」と呼んでいましたが、その相手は水商売の女性がダントツで、次に多いのは「不倫体質」と言われる一部のマニアな女性です。「不倫体質」の女性は基本的に妻帯者が好きです。「お金を持っていて」「余裕があって」「刺激がある」から、一度妻帯者との不倫を経験すると、その魅力に不倫を繰り返すようになります。

 ところが最近の傾向は、水商売や「不倫体質」という特別な女性ではない、ごく普通の主婦やOLが不倫をしていることです。不倫の一般化、普遍化、コモディティ化です。女性が恋愛に対してオープンマインドになったこと、社会進出が進んで男性と変わらないくらいに恋愛が機会均等化したこと、そして男性の草食化により相対的に女性の肉食化が進んだことなどが原因でしょう。

 そして一般女性が不倫市場に参加すると、当然オープン化が進みます。これまで不倫のプロとセミプロの女性しか参入していなかったのに、ベッキーや今井絵里子のようなアマチュアが入ってくることで、覚悟も警戒心も知恵も足りない「バレやすい」不倫が横行しているのです。これは本当に週刊誌ネタになるような有名人だけではありません。周りの女性でも「ああ、不倫しているんだな」とわかりやすい人が急増しています。

 浮気男の立場からしたら良いような悪いような難しい時代です。以前よりもターゲットはずっと広くなりました。市場にアマチュアが大勢参加してきたことでお手軽になりました。その代わりにバレる可能性、トラブルになる可能性も高くなりました。どこに「地雷女」がいるのかわかりにくくなったのです。怖い時代です。


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