幹事クリタのコーカイ日誌2017

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7月17日 ● 綴られ続ける伝説。

 昨夜はサークルの飲み会だったのでウィンブルドンの男子決勝をライブで見ることができませんでした。結果はフェデラーが勝つだろうと予想していたので、ネットでチェックしただけで済ませ、今日家で録画した決勝戦を見ました。

 チリッチが足の故障もあって万全ではなかったということですが、それがなくてもフェデラーの優位は動かなかったことでしょう。それほどフェデラーのプレーは完璧でした。10年以上前の全盛期と比べて、恐らくパワーやスピードは衰えているのだろうと思いますが、その代わりにテクニックとメンタルとタクティクスではさらに成長を遂げているので、全盛期よりも強いかも知れないと感じました。

 10年前よりもテニス界は明らかにレベルが上がっているのですから、フェデラー自身も強くなっていなければ優勝などできないでしょう。しかも今回は大会を通じて失ったセットが0という完全優勝です。来月には36歳になるというのに、どこまで強くなっていくのか、フェデラーという伝説は未だに続きが綴られ続けています。

 19回目のグランドスラム優勝、8回目のウィンブルドン制覇、35歳11カ月の最年長優勝と、新たに作った記録だけでも偉大なフェデラーですが、テニス自体の華麗さもまた衰えを知らないどころか、さらに磨きがかかっています。「強さ」と「美しさ」の両面でナンバー1である上に、人格面でも優れているのですから、まさに完璧なテニスプレーヤー。世界中のテニスファンが憧れるわけです。

 今年に入って31勝2敗、出場7大会のうち5大会で優勝と全盛期並みの無敵ぶりを示しているフェデラーは当然全米のタイトルも狙っていることでしょう。一番得意な全米でグランドスラム初制覇を目指す錦織にとっては大きな壁になることは間違いありません。気が早い話ではありますが、ドローではフェデラーの山にだけは入らないよう祈りたいと思います。


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