幹事クリタのコーカイ日誌2017

[ 前日翌日最新今月 ]

7月15日 ● フェデラーになる日。

 テニス愛好家は年に4回プレーがリズミカルに軽やかになる時期があります。それがグランドスラムが開催されている期間。毎日のように世界のトッププロのプレーを見ていると、つい影響されて彼らのようなリズム、タイミングで打ってみたくなるのです。まあ全てのテニス愛好家ではなく、その中の一部のプレーも観戦も大好きな好事家だけでしょうけど。  僕の場合は多くのファンと同様にフェデラーのプレーにどうしても影響されてしまいます。彼のファンだからということもありますが、テニスをしている人なら誰しもあんな華麗に美しく軽やかにプレーしてみたくなるのではないかと思います。まあ中にはナダルファンもいて、やたらとヘビートップスピンをかけまくって、打った利き腕を頭の上で回している人もいますけど。  昨夜フェデラーの準決勝をフルでテレビ観戦して、終わったら寝て起きてテニスコートに行ったので、今日はイメージがすっかりフェデラーでした。サービスもフェデラー、リターンもフェデラー、ボレーもパッシングショットもフェデラー。もっとも多くの愛好家と同じく、脳内ではフェデラーのイメージですが、実際には恐らく普段のプレーと大差はありません。見ただけで同じことができたら苦労はないわけで、あくまでも自分のイメージだけがフェデラーなのです。  それでも酷暑の中でフェデラーになり切ってプレーをしていると、時折「お、いまのプレーはフェデラーっぽく良い感じじゃないか?」と自己満足できることがあります。今日の僕なら下がりながらストレートにパスを打った時とか、サービスをセンターマーク付近に打てた時とか、ドロップボレーを決めた時とかに「これはフェデラーだ!」とこっそり胸の中でガッツポーズをしていました。  この良いイメージをずっと持ち続けられたら良いのですが、なかなか録画してまで繰り返しフェデラーのプレーを見ていられるほど暇でもないので、結局どんどん忘れてしまっていつものプレーに戻ってしまいます。長年同じことを繰り返しているので、単なる夏の恒例行事です。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」