僕も定年まで残り３年半となってきたので、老後の生活についていろいろ具体的に考えています。健康のことはこの先どうなるかわかりませんが、仕事がなくなっても趣味がたっぷりあるので「やることがない」という悩みはないと思います。ただ趣味をたっぷりするためには「お金がない」という悩みが生じるのが問題です。

　老後のための蓄えはどれくらい必要かという話は、いろんなところに書いてあるし、僕も１年くらい前にファイナンシャルプランナーにしっかり相談したこともあるので大体のところはわかっています。今のまま病気や大怪我をせずに順調にいけば、普通に質素に生活するだけなら何とかなりそうな感じです。これはやはり子どもを早めに育てて早めに社会人にさせてしまったのが大きかったと思います。

　ただ余裕があって遊び回れる老後を過ごすには全然足りません。せっかく時間ができるから世界を旅行して回りたいとか考えてもとても無理です。せめてテニスのグランドスラムを観戦しにニューヨーク、ロンドン、パリに行ってみたいのですが（メルボルンは行ったことがあります）それも実現できるかどうかわかりません。

　それどころか、定年後の収入で、あまりお金のかからないテニスはともかく、音楽教室を続けられるかどうかも心配です。教室に通わなくても演奏はできますが、今は先生にレッスンしてもらって発表会に出るというのが楽しみですから、できたら続けていきたいとは思っています。

　お金の悩みというのはどれだけあっても尽きないと言いますが、反面お金は所詮お金に過ぎません。借金で夜逃げするとかでなければ、ちょっと足りないくらいは我慢すれば済むこと。こういう時に貧乏育ちは強いです。それより大事なのはやはり健康ですし、家族を含めた人間関係です。今はお金の心配よりもダイエットをもう少し真剣に考えないとヤバいかも知れません。