幹事クリタのコーカイ日誌2017

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6月30日 ● ウィンブルドンドロー発表。

 いよいよウィンブルドンが来週月曜日から始まります。今日ドローが発表されました。錦織を中心にドローを見ていきたいと思います。

 錦織は今回第9シードなので、まず4回戦で5〜8シードの選手と当たります。ワウリンカ、ラオニッチ、チリッチ、ティームの誰となるかで錦織の初めてのベスト8進出が大きく左右されるわけですが、相手はチリッチになりました。これは結構辛い相手です。4人の中では一番イヤな相手かも知れません。

 ワウリンカとティームは芝が得意ではありません。ラオニッチとチリッチは芝への適性が高く、特にラオニッチは昨年準優勝しています。ただ現在の調子はラオニッチよりもチリッチの方が好成績を残してきています。それに錦織はチリッチに通算では7勝6敗と勝ち越していますが、2014年全米決勝をはじめいつも大事なところで当たって負けています。決して相性が良い相手とは言えません。

 もし何とかチリッチに勝てたとすると準々決勝でナダルです。今のナダル相手に錦織が苦手な芝で勝てる可能性はかなり低いでしょう。と言うことで、今回はチリッチに勝ったら二重丸の合格点だと言って良いでしょう。問題はチリッチ戦まで無事に勝ち上がれるかどうかです。

 なにせ錦織とウィンブルドンと言えば常に怪我との戦いです。今回も前哨戦で臀部の痛みで棄権しています。1回戦のチェキナート(105位)、2回戦のベネトー(81位)、3回戦のバウティスタアグー(19位)までは普通なら楽勝だと思いますが、それもあくまでも体調が万全だったらという話。とにかく怪我をしないでと願うしかありません。

 また今回杉田祐一が絶好調です。現在トルコの大会で決勝に進んでいます。この好調さのままにウィンブルドンに乗り込めば1つ2つは勝てるかも知れません。ただ1回戦のクラインはともかく、2回戦でフェリシアーノ・ロペスと当たることになってしまいました。芝が得意なベテラン選手。かなり厳しい相手ですが、絶好調モードで突破してくれないかなと期待しています。

 男子の優勝争いはフェデラーが軸だと言って間違いないでしょう。前哨戦のハレで9度目の優勝を果たし万全の状態でウィンブルドンに乗り込んできています。全仏を制したナダルが2番手、昨年優勝しているマレーが3番手。ここのところずっと調子を落としているジョコビッチが4番手。いずれにしてもまたも4強によるタイトル争いになるのでしょう。ここに割って入れるとしたらやはりラオニッチ、チリッチのビッグサーバーですが、ラオニッチはフェデラーの山、チリッチはナダルの山ですから厳しいです。


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