明日沖縄で行われる予定だったAKB48の総選挙イベントが荒天予想のため中止になりました。雨だけではなく雷の恐れもあるので観客の安全を考えて中止を決定したそうですが、いやはや、最初からこの季節に沖縄の屋外でイベントを考えた奴がバカだとしか言いようがありません。

　総選挙はこの時期に毎年行っているイベントです。梅雨時なのだから雨が降ることを考慮に入れるのは当たり前。まして沖縄です。最初に発表された時から「雨が降ったらどうするつもりだ？」とは思っていましたが、まさか何ら対応策を考えていなかったとは思いませんでした。「晴れたらいいな」という甘い期待だけで乗り切ろうとしていたのでしょうか。

　単純に金銭的な損害だけでも莫大だとは思いますが、それ以上に「信用の失墜」というブランド毀損の方が問題だと思います。これが人気絶頂だった数年前なら、こういうトラブルもまた伝説となって乗り越えられたかも知れませんが、今のように人気もイメージも落ちてきている状態での失策は間違いなくイメージダウンとファン離れを促進します。

　特に総選挙はAKB48関連でもっとも認知度も注目度も高いイベントです。それを対策もせずにただ撤退することになるなんて、プロのイベント屋の仕事とはとても思えません。大学生が海でバーベキューパーティを企画して雨に降られたというのと大差ないのですから。

　開票イベントだけはテレビ中継する予定らしいですが、会場にファンがいないところで開票だけしても盛り上がりに欠けることでしょう。まあこういうマイナスも含めてAKBだという考えもありますが、それにしても痛い失策だと思います。