幹事クリタのコーカイ日誌2016

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2月20日 ● 錦織決勝戦6連敗。

 錦織圭が決勝戦でまた負けました。ブエノスアイレスでのアルゼンチン・オープン。250の大会なので有力選手も参加しておらず錦織は堂々の第1シード。順当に決勝に勝ち上がり、相手は世界66位でノーシードのアレクサンドル・ドルゴポロフ。確かにかつては上位まで上がってきていた選手ですが、最近は精彩を欠いていたし、なにより錦織から勝利はおろか1セットも取ったことがない相手です。錦織の優勝は間違いないだろうと思っていました。

 ところが結果は6-7、4-6のストレート負け。錦織が50位以下の相手に負けたのは2014年10月以来ということで、かなりレアな事件というか、いったい錦織はどうしたんだと言いたくなるような敗戦です。なにより残念なのが、これで錦織は決勝戦で6連敗ということです。昨年2月のメンフィスで優勝して以降、マイアミ(ジョコビッチ)、バルセロナ(ナダル)、トロント(ジョコビッチ)、バーゼル(チリッチ)、ブリスベン(ディミトロフ)、ブエノスアイレス(ドルゴポロフ)と1年間にわたって決勝で負け続けています。

 しかも相手がどんどん格下になってきています。ジョコビッチやナダルならともかく、自分よりランキングが下の相手に決勝で負けるというのはいただけません。気が緩んでいるのか、もしくは逆に緊張して力が発揮できないのか、もしくは決勝でベストパフォーマンスを発揮できないほど体力がないのか。いずれにしても「ここ一番で弱い」と言われてしまっても仕方ありません。

 そもそも錦織は過去に11回優勝していますが、その相手はラオニッチ(と初優勝時のブレーク)を除けば全て格下相手でした。ラオニッチに勝った2回はともに地元東京でしたし、どうも本当に「ここぞ」に弱いのではないかという疑念がぬぐえません。だとすると悲願のグランドスラム制覇はもちろん、マスターズ1000の優勝すら遠のくばかりです。何とかこのトンネルを早く抜け出してほしいです。


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