幹事クリタのコーカイ日誌2016

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1月20日 ● 初場所はマッチレース。

 大相撲初場所は13日目を終わって1敗稀勢の里、2敗白鵬のマッチレースになりました。今場所は横綱大関陣が情けなく、日馬富士、鶴竜、豪栄道が休場し、照ノ富士と琴奨菊はともに4勝9敗と大きく負け越しという散々な結果になっています。お蔭で白鵬と稀勢の里の14日目の相手はここまで3敗と健闘しているとは言え、平幕でも下位の10枚目の貴の岩と13枚目の逸ノ城になってしまいました。盛り上がらないこと甚だしいです。

 相撲協会の中にはこのまま稀勢の里が優勝を果たしたら横綱昇進という声があるらしいです。先場所も12勝を挙げて準優勝しているのだから、今場所優勝すれば2場所連続で優勝もしくはそれに準ずる成績だと言いたいのでしょうが、これまで一度も優勝したことがない稀勢の里をいきなり1回の優勝で横綱に昇進させるのはさすがに急ぎ過ぎでしょう。確かに去年年間最多勝を取るほど稀勢の里の成績は安定していますが、「ここ一番」で勝てない弱さを克服しないと横綱とは言えません。

 今場所は日馬富士も鶴竜も休場してしまいました。白鵬しかいない中での優勝は少し価値が落ちます。ですから、まずは今場所白鵬を破って優勝した上で、来場所13勝以上なら準優勝でも昇進でも良いかも知れません。まあ「綱取り」場所にすると、またぞろ気の小さい稀勢の里が失敗しそうですから、協会はプレッシャーのないままに昇進させたいのかも知れませんが、そんな過保護な横綱は要りません。


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