幹事クリタのコーカイ日誌2016

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12月13日 ● 日常の充実か非日常の刺激か。

 最後に海外旅行に行ったのは2004年、母の古希の祝いでオーストラリアに行ったときでした。うちの家族4人に母を加えた5人でグレートバリアリーフに行きました。それからすでに12年。随分と長い間、日本から出ていません。もちろんパスポートも失効しています。

 結婚した1986年から2004年までの18年間で10回ほど海外旅行に家族で行きました。2年に1回以上のペースですから、「旅行好き」と言えるレベルかどうかはわかりませんが、まあまあ平均よりは行ってた方だと思います。それがこの12年間全くご無沙汰。国内旅行はそれなりに出かけていますが、それでも以前よりかなり頻度が落ちたので、もう旅行好きではありません。むしろ旅行嫌いかというくらいです。

 なぜこうなってしまったのかと言えば、理由はいろいろありますが何より経済的な問題が大きいです。家族で旅行となると国内の温泉でも10万円。海外旅行ともなると数十万円〜100万円になってしまいます。子どもたちの学費が嵩むようになってからは、なかなかこの金額を出すのを躊躇うようになってしまいました。最後の海外旅行は息子が高校1年の時。そこから今年娘が大学を卒業して学費を払わずに済むようになるまでが、この12年間でした。

 じゃあこれからはまた海外に行けるようになるかと言うと、そうでもありません。教育費の代わりに老後の費用を考えなくてはならない年齢に差し掛かりました。そして何より最近は海外旅行に対して以前ほど熱意がなくなってきてしまいました。そこで数十万円をかけるなら、別のことに費やしたいと思ってしまうのです。

 よく海外旅行好きの人が「このために日頃我慢してコツコツお金を貯めているんだから」というようなことを言います。日頃は地味に我慢して生活して、数日間でパーッとお金を使って楽しむんだそうです。僕はこういう生き方と逆の方が好きです。数日間の非日常のために毎日我慢して生活をするよりも、非日常はなくても良いから充実した満足度の高い日常を過ごしたいと思うようになりました。

 もちろんこれは考え方の違いであり、生き方の好みの問題ですから、どっちが良いとか悪いとかではありません。お金さえあれば日常も非日常も豊かな方が良いでしょうし、僕だって海外旅行に行かないと決めているわけでもありません。ただ最近は衣食住がしっかりとしている上に趣味を楽しめていることが豊かな人生の基本だよなぁと感じているだけです。

 とか何とか言っていて、いきなり海外旅行に出かける可能性がないとは言えませんけど。なにせこういうことを考えている時点で、ちょっと海外旅行を意識し始めているわけですから。行くならアメリカかカナダあたりかなぁ。中近東も興味あるけどテロが怖いし。


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