クルマ雑誌を読んでいれば、いまトレンドはSUVだというのは以前からわかっていました。そしてそれが身の回りの買い替えで顕在化してくると、本当にSUVが流行ってるんだなぁというのをしみじみ感じます。ちょうどファッション雑誌で流行の先取りを見せられて、しばらくしたら周りにそういうファッションをした子がウロウロするようになるのと同じです。

　一緒にテニスをしている仲間の２人が立て続けにクルマをSUVに買い替えました。１人はプリウスからCH-R。プリウスベースの新型SUVですからごく真っ当な買い替えです。もう１人はアウディTTからアウディQ3。これもアウディの中でのクーペからSUVへの乗り換えですから今の流れに乗っています。テニスサークルのメンバーには他にもハリアーやレクサスRXなどSUVに乗っている人が増えています。

　僕も以前からSUVには興味があり、小さいところでミニのクロスオーバーからBMWのX1、ベンツのGLA、アウディQ3、レンジローバーイヴォーグ、そしてレクサスRXやNX、マツダCX-5など、大きすぎないSUVをちょこちょこチェックしています。ただSUVの難しいところは小さいとSUVらしい魅力に欠けるし、かと言って大きいと駐車場に入らず扱いづらいというのがあって、ジャストサイズのSUVがなかなか見つからないことです。

　以前サイズ的には手頃なX1は試乗もしたのですが、ちょっと室内の狭さが気になりました。かと言ってX3では大柄だし、イヴォーグも横幅が1900mmと大きいし、クロスオーバーは代車で1週間ほど乗りましたが小柄な割に運転しづらいと家族の評判があまり芳しくありませんでした。まあクルマというのはエモーショナルな買い物なので「これが欲しい」と思ってしまえばアバタもエクボですが、そうじゃないと帯に短し襷に長しで決めづらいものです。

　まだ今のCクラスを乗り続けるつもりではいますが、いつもクルマは衝動買いなので、いつ急に盛り上がって買ってしまうかは、我ながらわかりません。それにクルマは買うまであれこれ調べたり想像したり考えているのが楽しいので、しばらくはたっぷりと迷ってみようと思っています。