幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月25日 ● 結婚式今昔。

 息子の挙式の日程と会場が決まりました。来年のゴールデンウィークに名古屋市内の真新しい結婚式場を予約してきたそうです。先日も書いたように、もうごく普通の挙式と披露宴をやるようです。これはもう僕も気恥ずかしさを堪えて腹を括るしかありません。

 30年前、僕が結婚した時は予算を抑えるためにほぼ手作りでした。最初は挙式はやらないで婚姻届だけ出そうとしたのですが、双方の親が親戚の手前、せめて挙式をしてくれ、食事だけでも出させてくれと言われて、渋々と妻の大学の付属のチャペルで挙式(費用8万8000円)、近くのカジュアルなレストランで親戚だけでの食事会(1人前1万円)、そして新居で友人を集めてホームパーティをやりました。

 挙式費用は自分たちで出しましたが、親戚との食事会は親が負担しました。その代わり親戚の持ってきたお祝いのお金は全て親に渡したのでトータルではプラスになったはず。親戚に渡す引き出物は自分たちで用意しました。ホームパーティはもちろん自分たちで食事や飲み物などを用意して、約40人を狭いマンションに押し込めるという無茶をやりました。式、食事会、ホームパーティの全てを自分で仕切っていたので、当日の進行は新郎の自分しかわからず、全て一人で駆け回ってやって大変だったという記憶しかありません。世間知らずで若かったらからできたと思います。

 その点、オーソドックスに流れに乗っている息子の方がよほど賢いです。僕のように少しでも世間と違うことがしたい、常識に囚われたくない、などと跳ね上がると、大変な割に大した評価も得られず、むしろ周囲に迷惑さえかけることになります。まあバブル直前の1986年というのはそういう空気の時代だったということもありましたけど、それにしてもバカでした。

 30年経ってようやく世間の常識に合わせることも大事だし、何よりそれが楽だと覚えた僕は、少々型通りの挙式・披露宴に抵抗はあるのですが、両親への花束贈呈以外は受け止めるつもりでいます。


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