幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月20日 ● 白鵬がいない優勝争い。

 大相撲秋場所の優勝争いが面白いです。ここまで全勝で大関豪栄道。1敗で追うのが横綱日馬富士と幕内下位で健闘する遠藤。さらに2敗で綱取りを目指す大関稀勢の里、新関脇の高安、前頭8枚目の琴勇輝が追っています。さすがに優勝争いは2敗までだろうと思いますが、それでも6人の混戦。面白くなってきました。

 有利なのは当然全勝で単独トップの豪栄道です。今場所は体調が良いようで、動きに切れがあり素晴らしい相撲を取り続けています。追う日馬富士はさすがに実力者。優勝争いをする6人の中で唯一の幕内優勝経験者でもあり、豪栄道追撃一番手なのは間違いありません。これ以上絶対に負けられない稀勢の里ですが、肝心のところで負けるのが稀勢の里クオリティだけに、2差をひっくり返すのは厳しいかと思います。

 面白い存在なのが遠藤です。なにせ番付が幕尻に近い14枚目。この位置ではさすがに好調とは言え横綱大関に当てられる可能性は低そうです。となると、1敗のまま優勝争いに最後まで絡んできそうです。さすがに同点で横綱大関と決定戦となると分が悪いとは思いますが、上位陣の星の潰し合いで豪栄道や日馬富士が2敗したら漁夫の利を得るかも知れません。そうならないように協会は取組を決めるのに頭を悩ますことになりそうですが。

 こうした面白い展開になってくるのも白鵬が休場しているから。横綱昇進以来、初めての全休。常に本命だった白鵬がいないことで展開が読みにくくなりました。たまにはこういう場所も面白いと思います。理想は優勝を争える軸になる力量の力士が2、3人いて、それに続く第2グループがいる形ですが、大本命1人だけよりは混戦の方がマシかなと思います。千秋楽まで目が離せません。


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