幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月14日 ● 女子トーク。

 女性と雑談をしている時にしばしばあるのが「謙遜に見せかけた自慢」。例えば街で見かけた女性に対して「あの人、背が高くて素敵。あんなにスタイル良いからああいうファッションも着こなせるのよね」などと言う女性に限って、背が高いスタイル自慢だったりします。もちろ「いやいや、君も負けないくらいスタイルが良いから」と誉めると、ますます「ううん、全然。わたしなんか」と言うので、さらに誉めなければなりません。まあこの程度は可愛いものです。

 この手のパターンは他人を誉めているふりをして、自分の自信のある部分を語っているのですから「君のほうこそ素晴らしいよ」と返しておけば大丈夫ですが、ちょっと難易度が上がるのが逆パターンです。「男の人って、ああいう小さくて可愛らしくて女の子っぽい女性が好きだよね?」と言う引っかけタイプ。ここで何も考えずに「そうそう」なんて相槌を打つと大変なことになります。「そんなことないよ、背が高くてモデルみたいなカッコ良い女性が好きな男もいるよ」とか、さらに「まあそういう男も多いけど、それはまだカッコいい女性の良さをわかっていない初心者だな」と付け加えれば満足してくれる場合が多いです。

 以上は背が高いスタイル自慢系女性バージョンなので、もちろん逆に小柄でキュートな女の子の場合とか、ぽっちゃり胸自慢とか、清楚黒髪知性派パターンとか、サバサバ系姉御タイプとか、相手がアピールポイントと思っているところを理解した上で誉めることが大切です。かなり親しくなってからならともかく、最初のうちは素直に自分の好みを言わないことですし、間違っても相手のコンプレックスを刺激してはいけません。僕も若い頃は、こういう女子トークをされるとイラッとして、わざと相手の神経を逆撫でするようなことを言って怒らせたり泣かせたりしたものですが、今はもう決してそんな後々面倒になるようなことはやりません。

 基本的には女性相手には「共感」しておけば間違いが少ないのですが、時々「バトル好き」がいるので要注意です。自分の言ったことを受け止めた上で言い返して丁々発止のやり取りをしてほしいというタイプで、そのやり取りがコミュニケーションだと思っているようです。こういうタイプにはある程度の「毒」を混ぜる必要があります。ただ決して言い負かしてしまわないで、寸止めでやめておいて最後は向こうが納得しないといけません。こういう人は本当に面倒くさいので、僕はよほど気が合わない限りはなるべく近づかないようにしています。

 女性と話すのが得意でしょ?と周りからよく言われますが、そうやって注意をしていても、やっぱりひとつ間違うと地雷を踏むことはあります。男同士なら信頼関係があれば地雷のひとつやふたつ踏んだところで笑い話で済みますが、女性の場合は自分では信頼関係ができていると思っていても、しっかり恨まれてチクチク蒸し返されるので、そこまで覚悟しておかないといけません。「わたし、よく友達から男みたいだって言われるんだけど。サバサバしてるって」と言う女性に限って、細かいことをよく覚えています。女は忘れっぽいくらいでちょうど良いです。

 ま、こういう「わかったような口をきく」のも「上から目線で何様って感じ、むかつく」とか言われますから、本当は何も言わないのが一番なんですが、どうせ何を言ったところで怒られる時は怒られるので。


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