幹事クリタのコーカイ日誌2016

[ 前日翌日最新今月 ]

6月3日 ● フラッシュモブという嫌がらせ。

 フェイスブックにも書いたのですが、結婚披露宴でダンナにサプライズでフラッシュモブをやられて怒って離婚した新婦さんの話(こちら)。正直、これをやられたら僕もかなり腹を立てると思います。しかもこの新婦さんは事前に、サプライズとか嫌いだしフラッシュモブとか絶対やらないで、と伝えてあったにも関わらずやられてしまったわけで、そりゃそんな人の気持ちを考えられないお調子者のダンナなんて離婚したくなるのも当然です。

 こうしたサプライズとかハプニングを大好きな人がいることも確かです。そういう人にしてみれば「えー、楽しいじゃん、何がイヤなの?ノリが悪い!」とか思うんでしょう。ただフラッシュモブというのは一種のイタズラです。それも自分以外のみんなが仕掛人、自分だけが騙されているんです。みんなで共同謀議をして自分を騙しにかかってきているのに楽しいなんて思える方が少し頭が足りないんじゃないかと僕は思います。それも百歩譲って本人が騙されるのが好きというユル〜い人間なら良いですが、嫌いだと言っている人間に仕掛けるなんて最低です。

 しかも街中で歩いている時のフラッシュモブならともかく、自分が主役の結婚披露宴となったら。新婦にとっては一生に一度の晴れ舞台、彼女には彼女なりの思い描いていた理想の披露宴があったはずです。なのにいきなりダンナに騙し討ちに遭って台無しになるなんて考えるだけで泣きたくなります。それまで散々ウェディングプランナーとも打ち合わせもしてきたことでしょう。なのにそのプランナーにまで騙されていたと考えたら訴訟ものです。

 決まりきった、ありきたりの披露宴なんてつまらない、という人もいるでしょうが、世の中には型通りにやるのが好きだし、落ち着くという人もいます。披露宴には友人だけではなく親族もいるのです。また僕のように企画するなら自分、仕切るなら自分、騙されるなんて嫌い、自分の知らないところで何かやられるのは大嫌いという自分勝手な人間もいます。僕のそういう性格を知っているので周りの人間はほとんど僕にサプライズなんか仕掛けてきませんが、やられたら間違いなく機嫌を悪くするし、相手によってはぶち切れます。そして一生覚えていて恨みます。

 フラッシュモブは動画で見ている分には楽しいですし、それを自分たちもやってみたいという人がいるのもわかります。ただドッキリというよりもイタズラであり騙しているんだという自覚を持ち、せめてTPOを考えて企画してほしいものです。いや、最初から嫌がらせのつもりでやっているのなら仕方ないですけど。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」