幹事クリタのコーカイ日誌2016

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3月26日 ● 日本期待の若手テニス選手。

 いまマイアミで開かれているマスターズ1000大会で、日本期待の若手選手が活躍をしています。男子の西岡良仁、女子の大坂なおみ。昨年から注目されている若手で、これから10年の日本テニスを牽引していってもらいたい2人ですが、それぞれ初めてマスターズ大会で初勝利を挙げただけではなく、さらに上位選手を破って3回戦へとコマを進めました。

 20歳の西岡が勝ったのは世界23位のフェリシアーノ・ロペス。錦織でも苦戦をする強敵です。もちろん西岡が勝った相手としては最上位。また18歳の大坂なおみは世界18位のサラ・エラーニに勝ちました。こちらも大坂が勝った相手としては最高ランキングの選手です。

 この2人に共通しているのは若さだけではありません。西岡は錦織と同じようにアメリカのIMGテニスアカデミーに留学していましたし、大坂は大阪生まれですが4歳からアメリカに渡ってテニスをしています。どちらも日本ではなくアメリカでテニスを学んでいるのです。錦織もそうですが、テニスというのはグローバルなスポーツだけに、英語ができること、海外生活に慣れていることがかなり重要なファクターになります。

 もちろん日本にいても強くはなれるとは思います。ただツアーのシステム上、海外経験が豊富な方がストレスが少なく有利なのは間違いないでしょう。日本男子の若手にはもう1人ダニエル太郎と言う期待の星がいますが、彼もスペインをホームにして世界を回っています。

 西岡と大坂がどこまでランキングを上げていけるのかわかりませんが、センスが良くてサウスポーの西岡、パワーのある大坂と、それぞれグッドポイントがあるだけに、できることならそれを生かして2人ともトップ30くらいには入ってもらいたいものです。まだまだ若くて成長が期待できるだけに決して夢ではないだろうと思います。なにより錦織という良いお手本がいるのですから。


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