幹事クリタのコーカイ日誌2016

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1月25日 ● 全豪ベスト8。

 全豪オープンもベスト8が出揃いました。いよいよ大会も佳境に入ります。男子シングルスはほぼ順当にシード勢が勝ち上がりました。唯一ボトムハーフのバブリンカの山だけがシードダウンしていて、第4シードのバブリンカが第13シードのラオニッチに敗れてしまい、さらに第5シードのナダルは1回戦でベルダスコに負けたため、この山からは第23シードのモンフィスが勝ち上がってきました。と言っても、ラオニッチもモンフィスも実力十分の選手ですから、大波乱ではありません。

 準々決勝注目の対戦は何と言ってもジョコビッチと錦織です。ジョコビッチは4回戦のシモン戦で大苦戦をしました。それもシモンが良かったとはいえ、ジョコビッチがあまりにもらしくないテニスをしたためです。フルセットで何とか勝ち上がったあたりはさすがジョコビッチですが、準々決勝でもまだ調子が上がらなければ、錦織には十分チャンスがあると思います。錦織は今大会ずっと好調を維持してきていますし、これまで4試合で1セットしか落としておらず体力温存もできています。あの全米以来のジョコビッチ戦勝利を期待しましょう。

 ただジョコビッチという選手はこれまでも一度くらいは大苦戦をするんですよね。で、不調なのかと思いきや、その後からぐんぐん調子を上げて優勝してしまうので、錦織戦を乗り切ればまた一気にいく可能性が高いです。それだけに錦織がジョコビッチをここで止められるかどうかが大会全体の行方を左右しそうな気がします。

 他の対戦ではフェデラーvsベルディヒとマレーvsフェレールは順当にフェデラーとマレーが勝ちそう。みんなベテランで手の内を知り尽くしているだけに、素直に実力差が出そうです。問題はラオニッチとモンフィスです。今季のラオニッチは本当に好調で、ジョコビッチさえ倒す可能性があります。ただモンフィスという選手は突然覚醒するタイプの選手ですから、こちらもどんな波乱を起こすかわかりません。ラオニッチが優位だろうとは思いますが、どちらが上がってきてもマレーはイヤでしょう。

 ベスト4の予想は願望も込めて錦織vsフェデラー、ラオニッチvsマレー。決勝は錦織vsラオニッチの同世代ライバル対決です。そうなればようやく長かった4強時代もそろそろ世代交代となりますが、なかなかそうは事が運ばないかなぁ。


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