幹事クリタのコーカイ日誌2016

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1月20日 ● 10年ぶりの日本人優勝か。

 ベッキーやSMAPに気を取られている間に大相撲初場所も終盤を迎えています。今日は全勝の横綱白鵬と大関琴奨菊が直接対決し、見事に琴奨菊か完勝しました。見ていてほれぼれするような琴奨菊十八番のがぶり寄りは素晴らしいものでした。逆に白鵬は最近よくやる張り差しに出たのが裏目。ここのところ白鵬は相手を舐めたような取り口が多く、それでも勝てているから強いのは強いのですが、さすがに全勝で絶好調の大関相手には通用しなかったようです。

 これで全勝の琴奨菊と1敗の白鵬、日馬富士の3人による優勝争いとなりました。明日は琴奨菊と日馬富士の直接対決となるので、ここで琴奨菊が勝てばもちろん優勝へ大きく近づくのですが、仮に負けても横綱戦を終えて1敗で並ぶわけですから琴奨菊の優位は変わりません。なんと2006年初場所の栃東以来10年ぶりの日本人力士(正確には日本出身力士)の優勝という歴史的快挙の達成となります。ウィンブルドンでマレーがイギリス人として77年ぶりに優勝したくらいの快挙でしょう。

 もちろん、そうは言ってもまだ残り4日間ありますから何が起きるかわかりません。琴奨菊の残る相手は日馬富士以降は逸ノ城、栃煌山、豪栄道と予想されますが、今場所不調の力士ばかり。特に逸ノ城は1勝10敗とボロボロなので、代わりに2敗と好調の豊ノ島か高安と組まれるかもわかりません。琴奨菊としてはもちろんこの2人の方が嫌な相手です。明日日馬富士に負けてしまうと、このあたりの力士にも取りこぼしてしまい優勝戦線から脱落という可能性も十分ありますから、やはり明日の日馬富士戦が山でしょう。ちなみに琴奨菊は昔から日馬富士とは相性が良いので、今の調子なら勝てると思いますがどうでしょうか。

 あと優勝争いに影響を与えそうなのが鶴竜です。今場所は3敗と期待された割に早々に優勝争いから脱落してしまいましたが、白鵬も日馬富士も鶴竜戦をどう乗り切るかがポイントになってきます。あ、稀勢の里も横綱戦を残していますが、今場所は全然元気がありません。こちらは期待も何もしないでおいた方が良いでしょうね。宝くじのような一発が出れば面白いですけど。


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